速弾きを始めたいけど、どんなギターがいいか迷っている。
そんな疑問にお答えしながら、速弾きに適したギターの選び方を説明します。
上級者はどんなギターを使っても速弾きできるんで、これから速弾きを始める中級者向けの記事になります。
速弾きに向いてるギターは、ネックが薄いギターです。
フィンガリングに最も影響するのは、ネックの太さと幅で、その次にフレットです。
私はIbanez RGシリーズが最も弾き易いと感じてます。
弾きやすいギターを使うことで、練習へのストレスが減り、速弾きギターの上達の近道になります。
音や見た目はいったん置いといて、「弾き易さ」を基準にギターを選ぶのもアリです。
私の所有しているギターをもとに、速弾き用ギターを選ぶポイントを紹介します。
ネックの太さ、幅により弾き易さが大きく変わる
ネックの太さ(厚さ)
主にクラシックフォームで弾くのであれば薄いほうが楽に弾けるでしょう。
ネックが薄いRGが弾きにくいという声もありますが、慣れないと弾きにくいのは確かです。
私も最初はその薄さに驚きました。1時間も弾けばなじんできて、フィンガリングの快適さに手放せなくなるでしょう。
ネックがうすいメリット
- 特に手が小さい人はフィンガリングしやすくなる。
- ストレッチフレーズやスウィープ、スピッキングアルペジオなどをやり易くなる。
- 小指でも6弦まで楽々アクセスできるようになる
お手軽モデルのRGスタンダードシリーズ。一度はRGを実感して頂きたいです。
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ネックが厚いデメリット
- ネックが厚いと6弦に小指が届きにくくなる。
- スウィープなどのすばやい弦移動に不向き。
- 手首を突き出す量が増えるので長時間弾くのにも不向き。
ネックが厚いメリット
- シェイクハンドで握ってチョーキングをする時に力を入れやすくなる。
- ワイルドなビブラートなどの力技がやり易くなる。
- コードにより押さえやすくなる場合もあります。
本題とはずれますが、ネックが太いほうがネックが鳴るので音のふくよかさやサスティンが増すといわれてます。
速弾きをこれから始めるのであれば、ネックは弾き易さで選んだ方がいいでしょう。
音にこだわるのは、テクニックを身に着けてからです。
ネックの幅
ネックの幅については広すぎず、狭すぎずなので自分の指の太さなどで選ぶ必要があります。
指が太い人は幅が狭いと指が入らずいろんなコードが弾きにくいです。
逆に幅が広いと指が短い人はセーハの時にかなり不利です。
自分の手の大きさに合った幅のものを選びましょう。
一番のポイントは1弦が弦落ちしないことです。
ギター購入の際には1弦をチョーキングしたりビブラートしたりして確認しましょう。
弦落ちはかなりイライラしますので、どんなにお気に入りギターでの弾きかなくなります。
ネックの形
ネックの断面形状で「C」や「D」、「V」シェイプなどがあります。
速弾きのクラシックフォームで弾く場合は「C」か、Cにプラスで少しだけフラットに削り込まれている形状がお勧めです。(CとDの間くらいです。)
アイバニーズRGには、この絶妙に弾き易いネック形状のモデルが多くあります。
RGでもモデルによって若干形状が異なりますが、相対的にネックが薄いことには変わりありません。
私は場合は、Dシェイプだと人差し指の根元に違和感があり、あまり好んでは使用しません。
Vシェイプは違和感ありまくりで弾けませんでした。アコギなどに多いです。
フレットの種類でひだりてのタッチが変わる
速弾きに向いているのはステンレスのジャンボフレットです。
フレットは音にも影響しますが、ここでは無視しして速弾きに特化して紹介します。
フレットの材質
フレンドの材質は主にニッケルとステンレスがあります。
ニッケルの方が一般的ですが、速弾きに向いてるのはステンレスです。
ステンレスはハイエンドギターなどに多く使われています。
ステンレスの方が硬いので滑りが良くチョーキングや素早プレイに対応しやすいです。
硬いのであまり減らないのも特徴で長持ちします。
フレットの形
速弾きに向いているフレットの形はジャンボフレットです。
フレットが高くて太い方が、軽いタッチでスムーズなフィンガリングができます。
弦にもよりますが、強く押さえすぎるとピッチが悪くなるので注意しましょう。
フレットの端面が丸く仕上げられているもの重要です。
引っ掛かりが無くスムーズなフォンがリングが可能になります。
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スキャロップとは・・!どうなの?
スキャロップとは指版が彫り込んである加工のことです。
ハイフレットだけ加工されているギターもあります。
私はイングウェイのストラトが思い浮かびます。
軽いタッチで押弦できるようになるので、軽やかなフィンガリングができるようになります。
指が指板に当たらなので、ビブラートやチョーキングもやり易くなります。
深爪が苦手な方は爪が指版にあたることも抑えられます。
爪や手の特徴などで選ぶのも効果を発揮します。
デメリットは、押弦が強すぎるとピッチが狂うことです。
私はスキャロップについての必要を感じておりません。
私が持っているキコ・ルーレイロモデルも加工されてますが、それほど恩恵を感じませんでした。
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私のギター紹介
私の現在所有している7本のギターを紹介
色々と弾きましたが、弾きやすさではアイバニーズ RGシリーズが一番お気に入りです。
今回は、速弾き度をMAX 10として印します。
ストラトでも速弾きする人はいるので、あくまで私の印象です。
アイバニーズ RG Jカスタム
速弾き度 10
私のメインギターです。指板のインレイがとてもお気に入りです。
最初に弾いた時はクリーンの音の良さにびっくりしました。
全体的な重量バランスも良いので、立っても座っても弾きやすいです。
ネックが薄いので、速弾きはやり易いです。
ネックのジョイント部がカットされているので、24フレットにも楽々指が届きます。
激しいアーミングでもチューニングが狂うことはほぼ無いです。
アイバニーズ RG プレステージ
速弾き指数 10
ネックが薄いのはJカスタムと変わりないですが、ネックの後ろの形状が少し違います。
RGでもシリーズや年代により若干の違いはありますが、基本的には弾き易いと思います。
H-S-Hなので、音のバリエーションも豊富です。
シェクター ダイヤモンドシリーズ ヘルレイザー
速弾き度 8
ネックは薄くて細いタイプになるので弾きやすいです。
ピックアップはEMGで、プルタップ搭載です。
エフェクターのノリも良く多彩な音が出ます。
見た目や色もかっこいいのでお気に入りでしたが、ネックの反りやねじれのトラブルがあり弾かなくなりました。
ギターは生ものなので、個体差があるとは思います・・・。
ジャクソン(モデル不明)
速弾き度 7
高校2年の時にバイト代をためて、約13万円で買った思い出のギターです。
バンドをやっていた頃に、一番活躍していた戦友のギターです。
メタリカに憧れていたので、とりあえずEMG搭載のギターが欲しくて買いました。
なぜかジャクソン・・・。
当時はBOSSのハイパーメタルとグライコでドンシャリのメタルサウンドでした。
アイバニーズに比べるとネックが少し太目ですが、その分チョーキングなどやり易いです。
スルーネックなので、ハイポジションも弾き易いです。
ネック裏がツルツルの塗装がされているので、汗かくと少し滑る印象です。
ワッシュバーン N2(初代ヌーノ・ベッテンコートモデル)
速弾き度 4
尊敬するヌーノ様に憧れて買いました。N4は高くて買えないのでN2です・・・
リアのビルローレンスのピックアップが特徴です。
エッジの利いた、歯切れの良いサウンドがします。
軽くてコンパクトなので、現在は子供(小学4年生)に使用させてます。
エドワーズ キコ・ルーレイロモデル
速弾き度 6
ハイポジションがスキャドロップ加工されています。
27フレットまで楽々弾けるカッタウェイの加工です。
ネックの幅やフレットの形が合わず、私には使いこなすことができませんでした++
私の最近はまっているサブスクです。聞く読書のオーディブルです!
オーディブル「聞く読書」|ギタリストにおすすめ|習慣化と学び
フェンダーUSA ストラトキャスター
速弾き度 3
指版にRがついているのが特徴です。
RGに比べるとネックは厚くなりますが、これがスタンダードでしょうか。
私は、HR/HMや速弾きには使用しません。
ネオソウルやファンクなカッティングを弾く時に使用します。
最近はメンテナンスして、頻繁に使用してます。
今さらですが、シングルピックアップの音の良さを実感してます。
ギターのメンテナンス。20年間眠ってたフェンダーのストラトを復活
2022.09.21追記 変わったNEWギター紹介
速弾き度 1
最近、ちょっと変わった新しいギターを買いました。
旅のお供になるトラベルギターです。
速弾きとは関係ないです。
詳細はこちら↓から確認ください。
トラベルギターをレビュー|ギタリストの旅のお供に!お守りに・・・
トラベルギターとヘッドホンアンプを組み合わせると最強になります。
2022.12.29追記 アイバニーズ Q52 ヘッドレスギター
速弾き度 9
2022年クリスマスに新たなギターが加わりました。
アイバニーズのQシリーズ、ヘッドレスギターです。
RGよりはネックの幅が狭くて太いです。(RGよりは、です。)
最初は若干の違和感がありましたが、慣れたら問題ないです。
コンパクトで軽いので長時間の練習にもストレスなく活躍します。
アルタースイッチ(ミニスイッチ)のおかげで、サウンドバリエーションも豊富で使い勝手がいいです。
音色はきらびやかで音抜けが良い印象で、癖のないオールラウンダーといったところです。
軽いのでお子さんや女性にもとってもおすすめのギターです。
軽いので疲れないので、練習のメインギターになっています。
次に欲しいギター Ibanez Prestige RG5320C-DFM
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極薄ネックで、ジャンボフレット➡ 速弾き向き!
Ibanez Prestige RG5320C-DFM
- DiMarzioピックアップ搭載で、コイルタップ採用できるミニスイッチも装備。
- 弾き易さと薄さとを追求した極薄ネックのSuper Wizard形状
- ジャンボ・ステンレス・スチール・フレット採用
まとめ 速弾き用ギターはIbanez RG!!
速弾き用のギターが欲しいならIbanezのRGシリーズを買いましょう。
価格帯別に色々なラインナップがありますので、お小遣い事情に合わせて選択肢も広いです。
ちなみに私は、ポール・ギルバート先生の影響でアイバニーズを選びました。
【速弾きギター】ポール・ギルバートのピッキングをマネするコツ動画