皆さんはしばらく弾いていないで、ケースの中に眠っているギターはあるでしょうか?!
私は高校生のころに買ったFender USAのストラトキャスターがずっと保管してあります。
ハードケースに入ったまま20年間ほぼ出すことなく保管してました。
今回はそのギターを弾きたくて、自分でできる復活のメンテナンスをしたので報告します。
本記事では自分でできるギターのメンテナンスと調整方法がわかるようになります。
Fender USA ストラトキャスター 紹介
私が高校生の時に、地元の島村楽器で約12万円で購入しました。
フェンダーに憧れてバイト代を1年ためて買った思い出のギターです。
しかし、やっていたバンドがメタルだったのでほぼ使わずでした。
ジュディマリのコピーバンドのサポートをやっていた時に、1回だけライブで使用したくらいです。
それ以降は、ほぼハードケースに眠っていました。
ギターについては、USAであること以外は、何シリーズとか一切わかりません。
少なくとも22年以上前に製造されたギターなので、西暦2,000年以前のモデルです。
とりあえず、リアピックアップもトーンが効くことは確認しました。
このギターが何者かわかる方がいたら教えてください。
20年ぶりにストラトをハードケースから出してみた。
パーツのサビなどはそれほどでもなく、思ったよりも状態は良かったです。
電気系統のガリノイズなどもほとんどなくて、ストレスなく弾ける状態です。
あまり弾いてなかったので、フレットのヘリもほぼないです。
まず気になるところののレポートです。
- ピックアップセレクターのプラスチック部が少し変色してます。
- ピックガードを止めるのねじ部が少しさびてます。
- ブリッジが少しさびてます。
- フレットが少しさびてます。
- 弦はカオスです。
自分でできるメンテナンスをやってみました。
弦交換
あたりまえですが、弦交換は必須ですね。
Elixir(エリクサー)OPTIWEBの09-42に交換しました。
コーティング玄のエリクサーですが、OPTIWEBは弾き心地が普通の弦に近い気がします。
エリクサーは長持ちするので、忙しサラリーマンにはお勧めです。
フレット磨き
フレットもサビや汚れがひどかったので磨いてみました。
コンパウンドを配合しているフェルナンデスの946で1フレットずつ丁寧に磨きます。
フレットに傷や汚れが付かないようにマスキングテープを張りましょう。
私は、マスキングが面倒なので指版ガードのプレートのみで磨きました。
ギターの調整をしてみた
ネックの反り調整
ネックは順準反りしていたのでトラストロッドを回して反りを調整しました。
私のストラトはヘッド側からヘキサゴンレンチで回す仕様でした。
90°くらい回したところでちょうどいい順ぞりになったのでネックにも大きな問題はなかったです。
参考にネックの反り調整の手順と注意点です。
調整手順
- 6弦の1フレットを左手で、最終フレットを右手の小指で押さえます。
- 12フレット上の弦トフレットの隙間を、右手人差し指でタップして確認します。
- 1弦も同様に実施します。
- 隙間が大きければ順ぞりで、隙間がなければ逆ぞりです。
- 隙間が少しだけになるようにトラストロットドを回して調整します。
トラストロッドの回しかた
- 順反りの場合(すきま大)⇒時計回りに回す。
- 逆ぞりの場合(すきまなし)⇒反時計回りに回す。
一度にたくさん回すのは危険ですので、1/4回転くらいで様子を見るようにします。
素人が無理すると危険なので、回しすぎは注意しましょう。
中古のギターでトラストロッドがバカになっていて効かないギターもありました。
不安になったら自分で調整するのをあきらめましょう。
弦高の調整
高校生の時はギターの知識があまりなかったので、調整も適当でした。
弦高がやたら高かったので、結構下げ気味に調整しました。
ブリッジの調整
あまりアームは使用しないのでフローティングしないように調整しました。
ブリッジの支点のねじと裏のスプリングのねじを少し締めた程度で完了です。
オクターブピッチの調整
ブリッジの横側のねじを回して、サドルを前後させ微調整します。
セッティングをかなりいじったので、大幅な調整が必要でした。
ギターが音痴にならないように慎重に実施してます。
調整方法
開放弦でチューニングで合わせます。
12フレットで弾いた音と12フレットのハーモニクス音の高さを調べます。
この音のばらつきがなくなるように、ねじをまわしてサドルの位置を調整します。
- ハーモニクスの音の方が高い場合・・・サドルをネック側へ動かすようにねじを回す
- ハーモニクスの音の方が低い場合・・・サドルをブリッジ側へ動かすようにねじを回す
ちなみに、ロック式(フロイドローズ)などのギターは調整がクソめんどうです。
見た目もきれいにする。
ネックやボディや金属部品を磨いてきれいにしました。
指版はレモンオイルを少しだけつけてふきました。
こんなのを1セット持っていると便利です。
いざ、弾いてみた。
20年ぶりにフェンダー ストラトを鳴らしてみました。
アンプはMarshall JCM2000 TSLです。
シールド1本の直結でかき鳴らしてみました!
いつもアイバニーズRGを弾いている人間の感想です↓
- シングルならではの音で最高の抜け感です。
- 非常にクリスピーな音です。
- カッティングのキレやダイナミクスが最高に出ます。
- ピッキングニュアンスが良くでます。
- 高音のキンキン感が凄いです。アンプのセッティングに集中しました。
- リード(歪み)チャンネルではノイズ目立ちます。
- ネックは思っていたよりも握りやすく弾きやすいです。
- いい音で弾きこなすまでには練習が必要です。
まとめ
やっぱり、フェンダー ストラトはいいギターでした。
皆さんも眠っているギターを久しぶりに弾くと、色々な発見があるので引っ張りだしてみましょう。