「出張先や旅行先でもギターを弾きたい。」
「キャンプやパーティーに手軽にギターを持っていきたい。」
「コンパクトを優先しても弾き易さは譲れない。」
そんな、「いつでも」「どこでも」ギターを弾きたい方には、トラベルギターがおすすめです。
山口 和也さんのYouTube「タメシビキ」でも紹介されて話題なので、購入を検討中の方も多いかと思います。
私は実際に購入して飛行機での国内出張に持っていきました。
持ち運び性や宿泊先で弾いた感想をレビューします。
出張が多いビジネスマンには、おすすめのギターですのでご確認ください。
Anygig ポータブルトラベルエレキギター の紹介
私が購入したトラベルギター Anygig
Anygigポータブルトラベルエレキギター 82CM 1.6KG ブラック 25.5フルスケールギグバッグ付き右利き用 黒
私はナチュラルな褐色(木の色)を選び、アマゾンで購入しました。
Anygig ポータブルトラベルエレキギターの特徴
- ヘッドもボディもないです。
- ピックアップはハムバッカーが1個で、ボリュームもトーンのコントロールもないです。
- トラスロッドがあるので、ネック調整できます。
- ネック長さはストラトなどと同じ25.5インチのロングスケールです。
- フレットは24Fまであります。
- ボディ(?)やネックはハードメープルで、指板はローズウッドです。
- 重さは1.6Kgで長さは約82㎝です。(普通のギターは軽くても3Kgはあります。)
- ストラップは取り付け可能です。
- アマゾンでは色が5色(チェリー、白、黒、褐色、青)販売されています。
- 中国製です。
- 価格は数万円のお手軽ギターです。
トラベルギターとヘッドホンアンプを組み合わせると最強になります。
トラベルギターを実際に弾いてみた感想。
梱包状態とタメシビキ
届いた時状態は、段ボールの中で緩衝材とビニールで保護され安心の梱包です。
安い通販ギターでありがちな、弦がさびているなど悲しいことは特にありませんでした。
ギターの初期状態では、ネックがやや反り気味で弦高も高く、出荷時のセッティングはされていない気がします。
ネック調整、弦高調整、オクターブピッチ調整をして、自分の好みにセッティングしてから使用しましょう。
セッティングを終えて弾いてみると、右手をボディに触れて弾くタイプの私は少し違和感がありました。
ひじもボディに置けないので右手の安定感は劣ります。
しかし、固定せず弾けるようなトレーニングになりますので、これはこれで良しとしました。
左手については、特に違和感はありませんでした。
ネックの太さは普通で、私が所有しているストラトと同じくらいかと思います。
安いギターはフレットの仕上げが心配ですが、端面の面取りなどはきちんとされていました。
フレットもきちんと打ってあるようで、音づまりなどもありません。
また、膝に置けないので座って弾く時もストラップをつけることが必要です。
後付けでの膝置きの金具が付属してますが、つけちゃうと持ち運びに不便なのでつけませんでした。
全体的に、30分も弾いていれば慣れて違和感などはなくなります。
もちろん、違和感なく速弾きもできちゃいます。
私は『弾き心地は問題なし』だと思います。
フェンダー ストラトとの大きさの比較
ネック自体の長さは同じロングスケールなので一緒です。
全体の長さは、ヘッド分が短い程度です。
ボディーの幅分がかなりコンパクトになっているのが分かると思います。
Anygig ポータブルトラベルエレキギターの音色
音色については、リアピックアップのハイがきいた硬めの音です。
実際の音は山口 和也さんのタメシビキを参考にしてください。
私はこの動画をみて、レスポールと聞き比べても十分だと思いましたので購入に踏み切りました。
山口さんのギターが上手すぎることも要因かも・・・。
ギターを飛行機で持ち運ぶ際の心配とその解消。
飛行機の機内持ち込みはNG
トラベルギターなので、トラベルしてなんぼのギターですね。
持ち運びの手軽やさも気になりますが、移動中に壊れないかは心配ですよね。
そこで関東に住んでいる私が、実際に北海度と大阪の出張で飛行機に持ち込んだエピソードをお伝えします。
まず、スカイマークの飛行機の機内持ち込みはNGでした。念のため、カウンターでも聴きましたがNGでした。
その為、預け荷物になるので心配でしたが、結果的に2度のフライトでも全く問題なしです。
付属のギターケースの性能と梱包の強化
付属のケースはしっかりした作りで安心です。チャックの部分もしっかり作られております。
念のため、ケースの中の梱包材を自作して、ギター保護の補強をしました。
特にペグがギターの後ろ側に出っ張っていることが、破損につながらないか心配でした。
その為、当木と緩衝材を使用してガードを作製しました。
その他、ケースの余白が許す限り、緩衝材や板などを入れ込みました。
- ブリッジ付近の緩衝材
- ネック裏に当木
- ネック横には、樹脂製の硬めの板。
- 指板部には緩衝材
写真がセット前の状態とセット後の状態です。
ケースのチャックはギリギリしまる梱包です。
梱包した後の重量も気になるところですが、2.4Kgでした。
3Kg以下であれば、電車移動などでの持ち運びの重さとしても問題ないですね。
ケースの大きさは普通のギグケース(アイバニーズ製)に比べたらかなりコンパクトです。
結果的には持ち運ぶときはケースの大きさが左右しますので、ケースもコンパクトなことが素晴らしいです。
出張のお供にはオーディブルがおすすめです。移動時間を学びの時間に変えましょう。
オーディブル「聞く読書」|ギタリストにおすすめ|習慣化と学び
実際に出張先のホテルで弾いてみた
実際にホテルに持ち込んだ機材
- Anygig ギター本体
- ストラップ
- VOX ヘッドフォンアンプ
- BOSS クリップチューナー(メトロノーム付き)
- イヤフォン(普通の音楽鑑賞用)
なるべく荷物を減らすことをコンセプトに機材を選びました。
ホテルではいつものアンプはありませんので、ヘッドフォンアンプを使用しました。
ところが、これが意外に相性が悪く厄介でした。
ギター本体にトーンもボリュームもないので、アンプでの調整が大変です。
ジャックが下側なので、コントロールダイヤルが扱いにくく、膝にも当たるので誤操作が起きて少し厄介です。
一回セットしたらテープなどで固定しとくのもありだと思いました。
ヘッドフォンはがさばるので、普通の音楽鑑賞用のイヤホンを使用してます。
移動中に音楽やオーディブルを聞くのと兼用のイヤホンです。
旅先でのトラベルギターにおすすめの機材
ポータブルアンプ『スパークGO』。おすすめです。
PR 画像をクリックするとサウンドハウスで詳細が確認できます。
チューナーはメトロノーム機能が付いたBOSS TU-03がおすすめです。
スマホでもチューナーやリズムマシンなどありますが、練習中にスマホをいじると気が散るので、私は専用機材を持ち込むことをお勧めしてます。
ヘッドフォンアンプのおすすめはこちらの安心のフェンダーです。
少しお高いですが、性能や機能など素晴らしいですね。
私はBOSSの MICRO BR BR-80 MTRもっているので、荷物に余裕があるときはもっていきたいと思います。
MTRですが、アンプのモデリングを使えたり、eBANDでセッションを楽しんだり便利機能が満載です。
もちろん、曲を入れたり録音できたりします。
ちなみに、生音でも思ったよりは音量出ますので、運指のトレーニングなどだけであれば、余計な荷物を増やさないのもありです。
今後、追加してほしい機能や改善点
大きな致命傷というわけではないですが、欲を言えば改善してもらいたい点です。
自分で改造している方もいるようなので、自分好みにするのも楽しみの一つかもしれません。
後継機がでるかわかりませんが、今後に期待ですね。
- トーンもボリュームもないと、操作性が悪いのでボリュームだけでもつけてもらいたい。
- ピックアップの高さの調整代があまりないので、もう少しボディを深くザクってもらいたい。
- ジャックの位置を工夫してもらいたい。
- ロック式ブリッジの採用などで、ペグのマウント分の長さ短くできたらいいかも。
あと10㎝は短くなるかもと期待。。。
まとめ
出張が多いビジネスマンにはとてもおすすめのギターです。
弾き心地も問題なく、持ち運びが便利なトラベルギターです。
出張先で、『ギター弾きたい病』に襲われるぐらいなら迷わず購入してください。
私はお守りだと思って、これからも『旅のおとも』にする予定です。