指板の音名がなかなか覚えられないですよね。
私も、音名がなかなか覚えられなくて苦労しました。
かなり遠回りはしましたけど、本記事で紹介する方法で覚えることができました。
皆さんには、遠回りした分を削り落として、最適な方法を提案します。
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ギターは、音名を覚えなくても、五線譜を読めなくても弾くことができる便利な楽器です。
とは言え、他の楽器と演奏したり、音楽理論を考えたりする上では指板の音を把握していた方が絶対に有利です。
指板の音を覚えて、TAB譜の数字を追う練習から脱却して音の理解を深めていきましょう。
この方法で練習すれば指板の音名は覚えられます。
指板の音名を覚える心構え
教則本やWEBでは、音名を覚えるのに色々な方法が紹介されています。
私も色々試しましたが全然覚えられませんでした。
有名な講師の覚える方法を忠実に取り組んだのに、なぜ覚えられないのでしょうか。
それは私がアホだからです。(と言うツッコミはごかんべんくださいw)
話を戻しまして。
教則本の通りにやっているときは覚えた気になりますが、定着していなのです。
要するに、すぐに忘れるということです。
逆にトレーニングしなくても、6弦と5弦の7フレットくらいの音名を覚えている人は多いと思います。
それはなぜでしょう。
よく使うからです。特にパンクやメタルは多用しますね。
たくさん使えば覚えているのです。
単純ですね。覚え方がどうのこうのではなくて、音名を意識してたくさん使えばいいだけです。
私はこれに気づけなかったので、覚える方法やコツばかりを検索して色々試していました。
結果的には色々試していたら、それが定着する練習になり覚えられましたが遠回りでした。
なので、「コツ」ではなく「慣れ」をメインに考えます。
慣れるには、毎日使う事です。
3つの覚える方法を順番に毎日3分やる
とは言え、これでは記事が終わりになってしますので、そんな中でも私が最も効果を感じられた方法を3つ紹介します。
この3つがBESTと言うよりも、3つくらいのバリエーションがあった方が良いという意図です。
前述したように毎日やるのが一番なのですが、1つだと飽きちゃいますね。
3つを毎日変えてやると飽きずに続けれます。
毎日1パターンを3分だけやりましょう。
やっているうちに3つの方法の結びつきとか、解釈が判ってくるので、何か楽しくなってきてどんどん覚えやすくなります。
例えば、②の練習をしていてここをなんだっけとなっても、①の方法で覚えているからここは「シ」だ、など。
それぞれの得意と不得意を組み合わせた発見があり、楽しくなってきます。
楽しくなれば、毎日できますね。
3種の覚えやすい部分を組み合わせて使用するのがBESTです。
たまに、ゲーム感覚でテストもしてみましょう。テストの方法も紹介します。
音階の仕組みと指板の仕組みを覚える
指板の音名を覚えるために最低限、知っておきたい知識だけおさらいさせてください。
音階の仕組み
音階ドレミファソラシド=Cメジャースケールの音の並びの規則性を覚えます。
全、全、半、全、全、全、半 これは丸暗記しましょう。
ミとファの間は半音、シとドの間は半音です。
ピアノの黒鍵がないところになります。
ギターの指板の仕組み
ギターは半音ごとにフレットがあります。半音が2つで全音(1音)です。
3フレット⇒4フレットは半音。3フレットから5フレットは全音上に上がったことになります。
開放弦の音名は6弦から「ミ、ラ、レ、ソ、シ、ミ」です。
そこを基準に半音ずつ数えれ音名を割り出せます。
チューニングだと、「E、A、D、G、B、E」で合わせますが、英語か日本語かの違いだけです。
指板を覚えるための3パターンの記憶術
それでは本題の覚える方法の3パターンです。
前述した通り、1日3分をローテーションで毎日継続しましょう。
1フレットから12フレットまで覚えればOKです。
13フレット以降はオクターブ違いで、12を引いた数字と同じ音名になります。
※以降、フレットを「F」と省略して記載します。 例)3フレット=3F
①6弦それぞれで1個づつ同じ音を弾く
「ソ」を例にします。
6弦/3F、5弦/10F、4弦/5F、3弦12F、2弦8F、1弦3F
順番に6個を弾きます。全てソです。
どの音階から始めてもいいので、7つの音を全て弾きましょう。
やっているうちに法則が見えてきます。
法則はあえて書きませんので、自分で発見してください。
②ド・ミ・ソの3音だけ覚える
ド・ミ・ソの3音だけを集中的に暗記してください。
①の方法を使っても構いません。
その3音を基準にして他の音を探るようにします。
- シは「ド」の半音下、レは「ド」の1音上
- レは「ミ」の1音下、ファは「ミ」の半音上
- ファは「ソ」の1音下、ラは「ソ」の1音上
ド・ミ・ソの3音だけだと覚えられるような気がしますね。
ド・ミ・ソはCコードの音なので、Cコードを弾いて、そこを基準に音階が見えるようになるとよりいいです。
この覚え方は、コードトーンや度数を意識しやすくなるので、アドリブなどにも応用ができるようになります。
③オクターブで覚える
6弦と5弦は何となく覚えている方向けの練習方法です。この2本の弦だけは先に覚えてください。
指板の音名を覚えようとしている人は、ある程度曲のコピーはやってきている方だと思います。
モンパチでも、ワンオクでも何でもいいので、曲を練習していると5,6弦は自然と覚えてくると思います。
5、6弦を覚えたら1弦は6弦と同じなので、残りは4弦、3弦、2弦の3本の弦になります。
あとの3音は、オクターブ奏法の原理で指の形で覚えます。
【4弦の音】6弦を基準に1本(5弦)を飛ばして2F上がります。
【3弦の音】5弦を基準に1本(4弦)を飛ばして2F上がります。
【2弦の音】4弦を基準に1本(3弦)を飛ばして3F上がります。
又は、5弦を基準に2本(4弦、3弦)を飛ばして2F下がります。
この指の形を覚えておくとギターを弾くのにも便利です。
ふと忘れてしまったら、オクターブが一番視覚的にわかりやすい使用法かもしれません。
指の形で覚えましょう。
覚えたかゲーム感覚でテストしてみましょう。
ある程度トレーニングして身についてきたらゲーム感覚でテストをしてみましょう。
YouTubeで「音感トレーニング」と検索すると上記のような動画がたくさんできます。(何でもいいです。)
主旨は音感トレーニングですが、これを活用してランダムに音名を出すマシンとして使用します。
出てきた音を瞬時に弾ければ合格です。
ゲーム感覚で楽しみながらやってみましょう。
ついでに、声に出して音名を歌うと音感トレーニングにもなるので、余裕ができたらやってみましょう。
慣れてきたら、強度を高めるために色々シバリをつてて実施してください。
- 4弦と5弦だけで弾くなど、弦シバリ
- 5Fから8Fで弾くなどのフレットシバリ
- 再生スピードを1.25倍にするなど、スピードアップ
などなど、色々な組み合わせがあるので、自分でシバリを考えながら楽しんでいきましょう。
ちょっとブレイク メンタルを保つためのお話
記憶力とギターの上達タイミング
少しだけ、脳の仕組みについてお話します。
脳は睡眠を通して記憶が定着されていくそうです。
(参考文献: https://academist-cf.com/journal/?p=13875 )
私は専門家ではないのでホントかどうかは知りませんが、そう思い込んだら気持ちが楽になりました。
『今はできなくても、明日になればできいるはず。』
これをイタチごっこのように毎日思って、毎日のモチベーションを維持しています。
理想通りに弾けないと挫折したくなりますが、この「脳科学」を信じ込むことに意味があると思います。
私の体感でも、朝になったら急に弾けるようになる経験が何度もあります。
今日は調子がいいなと感じると、1日がハッピーになります。楽しくて、朝練が辞められなくなります。
科学もメンタルに大事な材料として、少し勉強して都合のいいように解釈しちゃいましょう。
※実際の脳科学については不明です。気になる方は各自でお勉強ください。
毎日弾くために自分で自分をだます。習慣化の第1歩。
ちなみに、今回の練習を1日3分と言ったのも心理的トリックです。
3分と思って練習しても、気づいたら10分くらい弾いているのが普通です。
集中すると3分では済まないのがギターです。
3分と言ったのはお手軽に取り組んでほしいからです。
練習に取り組むハードルを下げるトリックです。
もし、ギターを弾くのしんどいなとか、忙しくて時間がないとか思う方がいたら、3分だけでも弾こうと考えてください。 結局、10分は弾いてしまうものですw
毎日、弾くことを習慣化することが大事です。
種あかしをしましたが、バレても問題ないです。
集中すれば3分くらいは忘れています。
まとめ 音名の暗記は毎日やろう
指板の音名の暗記についてお伝えしました。
毎日やって定着させましょう。
定着した後も使わないと忘れてしますので、音名を意識して弾くように心がけましょう。
五線譜を読みながら弾いたり、スケールや度数を意識して弾くのも良い練習です。
楽しみながら毎日のウォーミングアップに3分だけ取り入れてください。
ネックが薄くて速弾きもしやすいし、見た目もかっこいいです。
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