今日は右手の手首のスナップを使ったピッキングの解説です。
「スムーズなピッキングができない。」
「速弾き時に右が苦手速くならない。」
そんな方は、この記事を読んでピッキングフォームを見直してみましょう。
私はひたすら反復練習すれば速く動くようになると信じて練習してきました。
しかし、壁にぶち当たってからは停滞して成長が止まりました。
そんな時ピッキングフォームを見直すことで、壁を突破することができました。
フォームの習得はとても大切です。
その経験から、スナップピッキングのコツと確認手順を細かく解説します。
スナップピッキングの特徴
今回は3種のピッキングフォームの中から基礎であるスナップピッキングです。
ポールギルバート先生のピッキングがお手本ですが、速すぎて見えないと思います。
ちょうどいい速さの私がわかりやすく解説します。
⇒『速弾きの3種類のピッキングフォームについての研究』についてはこちら。
ギターの右手でお悩みですか?3種類のタイプを知ることが超重要
絶対身につけなくてはならない必須テクニックです。
このレッスンでコードストロークやカッティングも上達しますので、是非チャレンジしてください。
【TAB譜】ギターのカッティングでキレをだすコツとの練習方法
レッスン1 コードストロークを極める
- まずコードストロークの練習をします。
- 左手はFとかでいいので、6弦すべての弦を弾くようにします。
- 右手は腕の回転運動の感覚をつかむため大げさに動かします。
- アップストロークの時は、手のひらが天井を向くぐらいに大げさにひねります。(図左)
- ダウンの時はひねりをも元に戻すとと共に、手首を脱力して連動させます。
- 手首は手洗いした時に水をはじく感じです。
- どりらもピックスピードは可能な限り速くして一気に弦を通過するようにします。
- ピックの軌道が6本の弦に対してなるべく弧状にならないように注意します。
- 肩とひじを連動して動かすようにすすと垂直なまっすぐ軌道になります。
- 裏と表のリズムがダレないように注意してください。(シャッフルのようにならないように)
- これで、腕の回転と手首の連動ができるようになります。
- ついでにカッティング時のキレも良くなります。
コードストロークを徹底的に極める。
レッスン2 そのまま短音弾きへ
- レッスン1のコードストロークができるようになったら、ストロークの幅を狭めて、3弦~1弦の範囲をストロークします。
- 慣れてきたら更に狭めて2弦のみにヒットさせます。(短音弾き)
- これを、8往復くらい大、中、小のストロークを行き来します。
- ストロークと短音弾きを繰り返します。
- なれたら短音弾きのみでひたすら速くする練習をして下さい。
ストロークのフォームを意識したまま2弦を狙ってピッキングします。
☛ピックを深くいれずに先端だけで弾くようにするとスムーズなピッキングができます。
チェック! NGフォーム
手首が反ると手首の脱力ができません。
また、腕の回転が効率よくピックに伝わらないので手首は軽く内側に曲げるかまっすぐくらいにします。
写真は少し大げさかもしれませんのでやり易い角度で調整下ください。
練習のポイント
- ストロークで習得した腕の回転と手首の動かす感覚が短音に生かせるように意識して下さい。
- 途中で腕の回転の感覚がわからなくなったらもう一度ストロークの練習をして下さい。
- キレのあるカッティングもできるようになります。
- 実際は短音弾きで速くなると腕が回転しているようには見えませんが、感覚は回転です。
- 良く脱力と言いますが、脱力の意識はダウン時の手首を意識してください。
- 目指せポールギルバート先生です。
アップピッキングを克服。アップのピッキングハーモニクス
まとめ
スナップピッキングは、肘、腕、手首、手など腕全体のスムーズな動きが重要です。
基本のストロークフォームを身に着けてから、高速単音ピッキングを目指しましょう!
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