・ギターの録音や楽曲づくりを手軽にしたい
・でもパソコンやDAWは苦手
・安くてコンパクトAll In Oneのギター機材が欲しい
そんなギタリストにむけて、ZOOM R12のMTRをご紹介します。
以前にもご紹介したR20のお手軽版の位置づけになりますが、値段を押さえつつも機能はなるべく引き継いでいます。
自宅でのギタリストが作曲や練習に使用するならR12で十分な仕様だと思います。
それでは、詳細を見ていきましょう!
ZOOM R12とR20との比較
以前にR20に記事にしましたのでそちらの内容と比較しながら、R12について紐解いていきます。
R20についてはこちら☛ZOOM R20の特徴|MTRをギター練習機材として活用する!
イケベ楽器で取り扱い中。詳細は画像をクリック
カラーのタッチスクリーンを搭載
タッチスクリーンについてはR20もR12も搭載しております。
R20は4.3インチ(4.8×2.7㎝)のタッチスクリーンでしたが、R12は2.4インチ(3.2×2.4㎝)なりました。
小さくなった分操作できる範囲や見やすさは劣るかもしれませんが、使用するには問題ない程度だと思います。
スマホ感覚でサクサク曲作り、アレンジができます。
150種類のリズムループが内蔵してある。
リズムトラックについてはどちらも同じ数です。
減少してないところは嬉しいですね。
様々なジャンルのリズムループがあるので、そのリズムに合わせて演奏するだけ曲作りやリフのアイディアが浮かぶと思います。
色々なリズムを組み合わせるなど普通のバンドではありえない様な編集も可能です。
同時録音が可能なトラック数 8⇒2
R20では8トラック同時録音が可能でしたが、R12では2トラックになりました。
この同時録音数の減少がR20とR12の性能面での一番の違いです。
とは言え、自宅で使用するユーザーにとってはあまり関係ない話かと考えます。
ギタリストが8トラックを同時に録音する場面はあまりない気がします。
8トラック同時録音が必要な場面ととしては、バンド組んでいる人がドラムを録音して持ち帰る時かと思います。
しかも、ドラムをスネア、ハイハット、バスドラ、シンバル、タムなどパーツごとにマイクどりしたい場合です。
スタジオでドラムを録音して、家でじっくり編集したりギターソロを作り込むときなど便利です。
このようなシュチュエーションを想定していないならR12で問題ないと思います。
ちなみに、同時再生も16トラック⇒8トラックとR12の方が減少してます。
ZOOM R12が進化したおすすめ点
コンパクト・軽量
<R12>
外形寸法/質量:256 mm (W) x 158 mm (D) x 61 mm (H) / 735 g(本体のみ)
<R20>
外形寸法 378 mm (W) × 206 mm (D) × 58 mm (H)
質量(本体のみ) 1.33 kg
ZOOM公式ページより引用
R12は1Kgを下回る735gととても軽いです。
サイズもB5のコピー用紙よりも小さいくらいです。
軽量でコンパクトなことがR12の最大のメリットですね。
8トラック同時録音が必要な人は、R20を購入しましょう。
電池でもUSBタイプCでも使える便利な電源供給環境
R12はポータブル&バッテリー駆動を売りにしています。
電池駆動は野外でのちょっとしたステージでの活用などには便利です。
また、USBタイプCで駆動できるので専用アダプターが不要になりとっても便利になりました。
お手軽になった価格
R12は約35,000円で販売していると思います。R20は40,000円程度なので約15,000円お安く購入できます。
サラリーマンが機材を選ぶときの重要な基準は価格でしょう。
R20も機能面に対して十分リーズナブルではありますが、R12のこの価格は更に魅力的ですね。
様々な機能はそのまま引き継いでいる。
その他、様々な機能はそのまま引き継いでいいます。
- アンプシミュレーターやギターエフェクターも搭載
- ギターやベースを直ざしできる
- 150種のドラムパターン内臓
- チューナー内蔵
- タッチスクリーンの操作で簡単にアレンジできる
- ヘッドホンとスピーカーアウトにクリック音を分けて出力できる
- オーディオインターフェースとしても活用できる
- DiMarzioピックアップ搭載で、コイルタップできるミニスイッチも装備。
- 弾き易さと薄さとを追求した極薄ネックのSuper Wizard形状
- ジャンボ・ステンレス・フレット採用
ギターの練習にMTRを活用しよう。
MTRを曲作りだけに活用するのはもったいないです。
日々のギター練習にも活用して、楽しく快適に練習しましょう。
例えば、
- ドラムパターンにバッキングを録音⇒アドリブの練習をする。
- 自分のフレーズを録音して、どこが悪いか聞き込んでみる。
- 音源をループ再生して苦手な箇所を徹底的に練習する。
自分の音を録音して聞くのは恐怖です。
が、ダメなところを改善することで成長できます。
お手軽に録音できるポータブルMTRのR12は最適な機材です。
個人的にはギター直ざしですぐに練習開始ができる「時短」が魅力的です。
まとめ
同時録音が2トラックで良いことが前提ですが、安くてコンパクトに魅力を感じる方はR12にしましょう。
スタジオなどに持ち込んで、バンド録音などをしたい場合はR20を選びましょう。
どりらも、多機能でカラータッチスクリーンありながらリーズナブルな価格設定である事は間違いないです。
ギターの練習にも活用できるので、お試しください。