ギターのコピーをしようとするとき、譜割りが複雑なだけで難しく感じますよね。
TAB譜をみてもリズムが複雑だったり、細かな休符が入っていたりすると回避してませんか?
そんな方向けに、本記事ではちょっとした工夫ですぐにリズム譜を克服できる方法を解説します。
私も譜割りが難しいフレーズはハードル上がった気がして回避してきた人間です。
この方法を取り入れて練習してから、難しいリズム譜のコピーもできるようになりました。
リズム譜を克服する方法!ズバリ‼
ギターのフレーズを口で歌ってみる。ことです。
私はヤングギター(雑誌)で育ちましたが、フレーズが複雑なものは回避してきたタイプです。
比較的譜割りがしっかりしているポール・ギルバート先生のフレーズをを好んでコピーしてきました。
(これあるあるですね。)
でも、あこがれのヌーノ・ベッテンコート師匠のソロやリフをコピーがしたくて、いろいろ試行錯誤していた時ある言葉に出会いました。
その言葉のおかげで、ファンクメタルと言われる普段馴染みなかったリズムを克服することができました。
それはこの言葉は・・・
『口で歌えないフレーズは弾くことができない。』
何かの本で読んでなるほどなと思いました。
口で歌えるということは脳が理解したということです。
楽譜が読めない人でもカラオケなどで歌っています。
その歌っているというところを、ギタリストは楽器で表現するわけです。
逆に歌えないということは、脳が理解できていないということになるので、楽器で表現できるわけありません。
まず歌えるようになって身体に覚え込ませる。それを楽器で表現する練習をします。
楽譜をなぞるのではなくまずは体に音を染み込ませる。
それは歌うということが一番です。
ギターソロを歌うためのやり方
ギターソロを聴き取る
そもそもギターソロは歌うために作られているわけではありません。
口で歌うのは非常に難しいです。
特に速弾きでは速すぎて何を弾いてるのか聞き取れません。
そんな時は現代のテクノロジーを使用しましょう。
今はスロー再生してもピッチが変わらなくなるようなアプリがあります。
YouTube でもスロー再生の機能があります。
ゆっくりで練習する
自分が聴き取れる速さまで、速度を落としてギターソロを歌ってみてください。
これを1フレーズごとコツコツやることで、長いギターソロも弾けるようになります。
そしてゆっくり再生したものに、自分のギターを合わせて弾いて間違っていないか答え合わせします。
徐々にテンポを元の速さに戻していくことで、ギターソロをコピーすることができます。
繰り返していると速いフレーズを聞き取る能力も身に付いてきますので、徐々にコピーするスピードは上がってきます。
耳コピも同様の方法でできますので、このやり方は色々と役に立ちます。
よりリズムを理解する簡単な方法
連続したリズムが組み合わされるフレーズ
楽譜を見ていて5連や7連などが出てきた瞬間はすごく難しそうに見えますよね。
そんなときは、言葉の文字数を当てはめるだけで簡単にリズムを意識することができます。
3連のフレーズは3文字言葉、一拍5連のフレーズは5文字言葉と、フレーズに言葉を当てはめます。
例えば、6連と5連が繰り返すようようなスウィープフレーズでは、「しんかんせん」「 あきたゆき」「しんかんせん」「 あきたゆき」~と6文字と5文字の言葉を当てはめて弾いてみます。
これだけですごく簡単に6連と5連の繰り返しフレーズのリズムが意識できたと思います。
休符はいるフレーズ。色々な音符がまざるフレーズ。
休符が入る時は、小さい「つ」が入る言葉をうまくあてはめましょう。
例えば、三連の中抜きであれば、コップ、コップ、コップなどです。
伸ばす音が間に入るときは、伸ばす言葉「ー」が入る言葉を当てはめましょう。
例えば「ケーキ」や「ステーキ」、「ラーメン」、「コントロール」などです。
楽器を歌うことを日常に取り入れる
「フレーズが歌えること」=「脳が音楽を理解」できたということです。
私は娘にドラムを教える時に、まず口でドラムを歌う事をやらせています。
8ビートであれば「ドツタツドドタツ」 口で歌うことから練習させています。
クラッシュシンバルを入れるところは「シャ」を入れたり、まず歌って理解することで練習しています。
ドラムの譜面などを見せて練習させることはほとんどありません。
普段の生活で音楽を聴いてる時でも、「ドラムがどうなってるか歌ってごらん」と言うと、なんとなく口で表現できるようになってきました。
脳が理解できたらあとは体が動くかです、それを楽器で表現できるようにひたすら練習します。
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オリジナルのギターソロやアドリブにも歌うことは効果がある
速弾きギタリストはギターソロを作るときはどうしても音を詰め込みがちになって、休符がおろそかになりがちです。(私の動画もそうなってますw)
まず歌ってみると息継ぎをしたり、抑揚をつけたりしますので、休符が自然と入ってきます。
「何か表現力が足りないなぁ」とか「単調だなぁ」と思う時は、一度歌ってフレーズを考えましょう。
そこにギターならではのニュアンスをつけ、速く弾くフレーズとバランスよくミックスして下さい。
アドリブをするときも同じです。
『ギターを歌わせる』とよく言いますが、自分が歌ってみながらギターを合わせてみましょう。
そうすると自然にギターは歌ってきます。
あとはギターの色々なテクニックを使って、歌や他の楽器では表現できない、ギターならではの表現力で味付けしてください。
メロディアスなところとテクニカルなところをバランスよく弾くことで、聞いてる人に印象深い演奏をとどけることができるでしょう。
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まとめ 譜割りが難しいフレーズも克服できる。
歌って弾くことでリズムを意識しやすくなります。
色々なメリットがありますのでぜひ練習に取り入れてください。
- リズムが分かりづらいフレーズを理解できる。
- 言葉を当てはめてみることで、譜割りを意識できる。
- アドリブなどで歌心をつけるのとができる。
- メロディを意識したフレーズがつくれる