ロックギターに必要なおいしいとこだけ音楽理論|②コードの基礎

音楽理論



ギター歴26年のサラリーマンギタリスト、速弾きギターパパです。

ギタリストのためのおいしいところだけ、なんちゃって音楽理論の第2回「コード」編です。

第1回で「キーとスケール」、「度数」の理解ができたので、コードにも触れていきましょう。

コードの成り立ちは規則性がありますので、これを知るだけで世界が変わります。

これが分かれば、コードのポジション(型)を暗記してなくても、自分でコードを作ることができます。

コードバッキングの音遣いをアレンジしたり1つ上のレベルで弾けるようになります。

今回はコードの成り立ちと、基準になるダイアトニックコードを説明します。

今回も五線譜は使いませんので、気軽にご覧ください。

あくまでROCK系で即使える簡単な説明をするだけなので、かなり省略してます。
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3和音でのコードの基礎 コードは音の積み木です。

コードとは、音を積み重ねたものです。

積み方に規則性がありますのでそれを学びます。

まずは3和音の成り立ちを理解しましょう。

4和音は、「3和音+7度」ですので、3和音をしっかり理解してから進みます。

まずはメジャーコードとマイナーコードの音の積み方について学んでいきましょう。

キーはC(ド)で説明します。

C

スケールの音を3度間隔に並べたのがコードです。

メジャースケールの1度(ド)、M3度(ミ)、5度(ソ)の3音が構成音になります。

3度が「メジャー3度」(長3度)です。

1度を「ルート」と表します。コードネームの最初の英語(C)のところですね。
ちなみに3和音を「トライアド」と言います。

Cm

マイナーも同じくスケールの音を3度間隔に並べますが、3度の音が半音低い「♭ミ」になります。

メジャースケールの1度(ド)、m3度(♭ミ)、5度(ソ)の3音が構成音になります。

3度が「マイナー3度」(短3度)です。

Cm(♭5)

これも大切なコードですが、使用頻度は少ないので、今のところ覚えなくていいです。

構成音は1度(ド)、m3度(♭ミ)、♭5度(♭ソ)です。

5度が半音下がり「減5度」になります。

3和音のメジャーとマイナーコードの違い

3度が半音下がるかどうかだけです。

この半音だけでコードの響きが全然変わります。

明るい感じ、暗い感じを3度が決めていると覚えておきましょう。

3度が「M」(長)か「m」(短)かがとっても大事です。

3つのコードトーン「トライアド」だけでもアドリブ出来ちゃいます。
ギターのアドリブをおしゃれに|簡単にコードトライアドを弾くコツ!

7thを入れて4和音のコードにしてみる。

4和音は上記の3和音に7thをプラスするだけです。

同じく3度間隔で並べていきます。

7thは2種類ありますので規則性だけ学びましょう。

M7はルートから7番目でルートの半音下の音になります。

m7はルートから7番目でルートの1音下の音になります。

7thを入れると雰囲気が変わり響きがおしゃれになりますね。

4和音のダイアトニックコードを考える。

ダイアトニックコードとは

スケールの音だけを使ってを3度間隔に並べたのがダイアトニックコードです。

1度、3度、5度の3和音に7度のを重ねて4和音として覚えておくと良いです。

この7つのコードを使用すれば、シンプルな作曲は出来ちゃいます。

スケール内の音だけで構成されるので、音を外すことなくとてもスムーズに流れていきます。

ダイアトニックコードはスケールの音だけで作られているコードです。逆に言うと、ダイアトニックコードだけのバッキングが流れている場合はスケール音でアドリブを弾いていれば、大きく音を外すことはないです。カッコイイかどうかは別ですが・・・

Cメジャーキーの4和音のダイアトニックコード

Cメジャースケールの音を、基準音(ルート)を基に3度づつ並べます。

7音のスケールなので、7つの4和音コードを作ることができます。

①CM7、②Dm7、③Em7、④FM7、⑤G7、⑥Am7、⑦Bm7(♭5)

ディグリーネームで丸暗記しちゃいましょう。

  • ⅠM7、Ⅱm7、Ⅲm7、ⅣM7、Ⅴ7、Ⅵm7、Ⅶm7(♭5)
ディグリーネームとは、ルートの音をスケールの何度の音かをローマ数字で書いたものです。
これで覚えておけば、キーが変わってもすぐにコードを呼び出せます。
後々、作曲やアドリブなどにも大いに役に立ちます。

音のインターバルを図で確認

半音階では12音となりますが、その中の7つを「全、全、半、全、全、全、半」抜粋したのがメジャースケールです。

コードトーンの間に半音が何個入るかを確認して、m、Mかを見てみましょう。

メジャースケールが分からない方は、第1回をご覧ください。
ロックギターに必要なおいしいとこだけ音楽理論|①度数とキーの把握

赤:ルート  黄色:3度  緑:5度  水色:7度

慣れたらこんなこと考えなくてもわかるようになります。

音の感覚で決まる考え方だけ、何となく雰囲気をつかみましょう。

ルートを基準に半音何個分離れているかで、mやMなどをみつけます。

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コードを分類わけしてみる。

メジャーコード(3度がメジャー)

  1. ⅠM7、ⅣM7、Ⅴ7 

マイナースコード(3度がマイナー)

  • Ⅱm7、Ⅲm7、Ⅵm7 

ちょっと特殊なコード(3度と5度が下がる)

  • Ⅶm7(♭5) ←今回は覚えなくていいです。

とりあえず使用頻度が高い、Ⅶ以外の6つを丸暗記してください。

ギターで音楽理論を理解するには、指板の音を覚えると理解が早まります。
ギター指板音名の覚え方|仕組みと記憶方法|1日3分を3パターン

まとめ

  • コードは3度間隔に音を並べたもの。(3和音か4和音が主流)
  • 3度の音がコードの雰囲気(mかMか)を決定づけるので、半音の違いがとっても大事。
  • ディグリーネームで6つだけ丸暗記する。「ⅠM7、Ⅱm7、Ⅲm7、ⅣM7、Ⅴ7、Ⅵm7」

次回はそれぞれのコードの役割を見ていき、コード進行を学びます。

本記事が理解出来たら、「コード進行編」に進んでください。
ロックギターに必要なおいしいとこだけ音楽理論|③コード進行

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