【ギター基礎練習】定番1234運指。クロマチック練習の落とし穴!

初心者



ギター歴26年のサラリーマンギタリスト、速弾きギターパパです。

ギターの基礎練習といえば、1弦に指を1本づつ割り当てて半音で弾くクロマチックフレーズですね。

誰もが基礎練習やウォーミングアップとして取り入れている方法だと思います。

より練習方法を調べれば調べるほど、疑問が生じてくると思います。

  • 指版に指を固定したまま弾くのか?
  • 1音ごとに指版から指を離して弾くのか?

色々な説がありますがどちらが正しいのでしょうか?

ギター歴25年の私はどちらも長い期間試してきました。

色々な教則本やユーチューバー、ギター講師の意見を元に私が実践してたどり着いた考えを記します。

間違えた練習は効果が激減しますので、練習のポイントをしっかり理解してギターを弾きましょう。

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1音ごとに指を「離すか、離さないか問題」はどちらも正解

結論から言うと、自分のギターの能力に応じて変更していくことが良いです。

ざっくり分けると初心者と中級者で変化が必要になります。

クロマチック練習が難しいと感じた人はこちらです。
ギター初心者の方へ|クロマチック練習って意外と難しくないですか?

初心者は指をバタつかせてクロマチック練習をしよう。

バタつかせる練習は指の筋トレ」です。

初心者はギターを弾くための筋肉や体の動かし方ができていません。

まずは指をバタつかせてもいいです。

弾いてない指を指板に固定する必要はないので、筋トレの意味を込めて1本1本力ずよく素早く動かしましょう。

イメージとしてはスパンスパン指を入れ替えていく感じです。

ただし、指の関節が伸びきってしまったり、指版のポジションの上から極端に離れるのはNGです。

極端に離れてしまうと、指を動かす筋肉以外の作用が導入してしまいます。

違う筋肉が導入すると効果が激減しますので、クマの手は維持したまま押弦しましょう。

逆に、指を固定するクロマチック練習を最初からやると、ギター筋の成長が停滞する可能性があります。

クマの手とは⇒ ギターを持たなくてもできる指の分離とストレッチトレーニング

中級者からは弾いた指を固定するクロマチック練習を取り入れてもOK!

固定するクロマチックは「神経系」のトレーニングです。

弾いた指を残して次の押弦をする練習は、指のバタつきを防止することが目的です。

指のギター筋がある程度成長した、中級者くらいから取り入れると有効です。

指の入れ替えがスパンスパンできるようになってから挑戦してください。

指が固定されている状態で他の指をうごかすには、神経の分離が必要になります。

指の動きを最小減にしたほうが有利なので、必然的にバタつきが抑えられます。

ちょいムズの基礎練習フレーズを毎日やるのもおすすめです。こちらをチェック↓。
ギター中級者の運指とリズムを鍛える|グルーブを変える基礎練習フレーズ

上級者は・・・どっちでもいいです。

上級者は「ギター筋」も「神経系」も鍛えられていると思います。

どっちが足りていないか自分で判断して、取り入れていると思います。

曲を弾いているといろんな場面があるので、自分のプレースタイルに合わせてどちらも取り入れていきましょう。

クロマチック練習をやらないことも一つの選択肢ですね。

バタつき練習の利点はこちらでも解説してます。かなり大事なので合わせて読んでください。
ギター速弾き 左手の高速化。押さえるのではなく離すが重要。

クロマチック基礎練習の効果を上げる方法

上述したように初心者と中級者で、目的が異なることは理解頂けたかと思います。

それ以外の左手のコツを紹介します。これを守るとクロマチック練習の効果が3倍くらいになるはず。

メトロノーム付きで基礎練習に便利なクリップチューナーです。

 

クロマチック練習のポイント

  • なるべくフレットよりを押える
  • 音はギリギリまで伸ばす。
  • 押弦はピッキングと同時にする。
  • 左右のシンクロを意識して指を素早く動かす。
  • メトロノームを使用してテンポを意識する。
  • 遅いテンポで一音一音丁寧に弾く。(ピッキングがゆっくりという意味ではない)
  • 速弾き練習ではないので、テンポアップを目的にしない。
  • 熊の手を維持する。
  • 次に弾くポジションの上でスタンバイする。
右手のピッキングのポイントは、こちらの記事を参考にしてください。
速弾きギタリストへの近道。速弾きトレーニングは速く弾くな!

ポイントは私の失敗談から生まれています。

私はクロマチック練習でテンポを上げて速く弾くことを、20年近く基礎練習としてやってました。

毎日15分以上はBPM120→200まで16分音符で弾いてました。

その結果、クロマチック練習の速弾きが上手になっただけです。

出音がきちんと出ているかや、音価を気にしてなかったので、音楽的な要素も鍛えられてませんでした。

私の究極の間違えは、「速く弾ければ上手くなる」と思いこんでいたことです。

この失敗に気づいてからは、上記のポイントを意識して練習するようになり、上達が実感できました。

今では、クロマチック練習をあまりやらずに、より音楽的なスケール練習などをウォーミングアップにしています。

私の失敗談はこちらで詳しく書いてます。お恥ずかしなが・・・
【ギター速弾き】私が20年間まちがっていた練習方法

この問題は時代とYouTubeの影響があるのでは・・・と考察

指を固定するか、しないか問題はYouTubeから生まれたのだと思います。

4~5年前は指を固定して弾く練習方法をYouTubeでよく見かけました。

誰でも知っているクロマチック練習が、一瞬で激ムズ練習となり、効果絶大となればネタになりますね。

キャッチーなテーマだったので良く紹介されていたのかもしれません。

コンテンツを「中級者向け」と限定してしまうと、視聴者が限定されちゃうので、そこには特に触れていないのかと思います。

ある程度すると指を離すほうがいいという議論もでてきて、ギターキッズは結局どっちなの状態です。

あくまで私の経験と考察ですが、本記事のポイントを押えてどちらもチャレンジすれば上達すると思います。

『手順とポイントを押えどちらもやる』これが結論です。

まとめ 効果的なクロマチック練習

  • 初心者は指を離して練習する。「筋トレ」
  • ギター筋が鍛えられたら指の固定もチャレンジする。「神経系のトレ」
  • 速弾きのトレーニングではないので、テンポアップを追求しない
  • ポイントを押えて練習する。
↓の方法を試して、クロマチック練習も1音1音のシンクロを確認しながら練習しましょう。
効果抜群のギター練習方法|左右のシンクロとフレーズの精度を向上!

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