今日はギタリストに知っておいてもらいたい、ギターに影響を与えるケガや病気の話です。
・腱鞘炎には気を付けようとよく聞くけど・・・
・体の不調により引退するミュージシャンもいるし・・・
ギタリストもそんな、体に対する不安ありますよね。
現在、痛みなど体に違和感がなくてもリスクは学んでおいた方が良いです。
いざ、体に違和感があったときにでも早期治療と重症化を防げることが本記事の狙いです。
ギターは体に対するリスクが少しだけある事を知っておいてください。
※私は医学的な専門ではございませんので参考記事です。
体に痛みや不安がある方は病院に行きましょう。
ギタリストに多い腱鞘炎(けんしょうえん)
腱鞘炎とは・・・
腱鞘炎(けんしょうえん)とは、ギタリストなら一度は聞いたことがあると思います。
医療関係者でない私が説明をして誤解を与えてはいけないので、詳細はこちらから。
(腱鞘炎でググると上位に出てくる日本整形外科学会さんのページです。)
腱鞘炎を公表しているギタリストもたくさんいます。
私が、腱鞘炎を一番最初に知ったのはRacer Xの出来事です。有名な話ですね。
若かれしころのポール・ギルバート先生の相方だったブルース・ブイエさんは腱鞘炎で引退しました。
二度と速弾きはできないと言われていたようですが、現在は復活してギターが弾けるようです。
ネモフィラの葉月さんも、左手の親指の腱鞘炎に悩まされているという記事も読んだことがあります。
NEMOPHILA メタルギター最高!速弾き好きの勝手な研究!
ギタリストが気を付けたいポイント
ギターの練習は反復練習がメインですね。
特に、速弾きギタリストはその頻度、回数が多いので注意が必要です。
ギタリストの危険ポイントは次の通りです。
- 極端すぎるストレッチフレーズの長時間練習。
- 指の反りを利用したジョイントやバレーコード。
- 右手の親指を駆使したサークルピッキング(クネクネピッキング)。
- エルボーピッキングのやりすぎ。
- シンプルに長時間練習の反復練習。
- ストラップを長くし過ぎる無理な体制。左右の手首に負荷大。
私は、こんな↓場合に痛みを感じたことがあります。
- サークルピッキングを練習していての、右手親指の痛み。
- 薬指の反りを利用した、ジョイントフレーズ練習での痛み。
- エルボーピッキング練習での右ひじの痛み。
- 理由もわからずに、左手の中指の関節が痛くなることもあり。
私は5弦ルートのメジャーコード(Bなど)は、写真のように薬指で2~4弦をセーハします。
1弦の音もちゃんと鳴るように薬指を反らせています。
若いころは何でもなかったのですが、最近関節が痛くなることがありました。
原因はわかりませんが、老化でしょうか。
このように、年をとればとるほどに痛みが起きやすくなった気がします。
老化は嫌ですが、真摯に受け止めればなりませんね。
腱鞘炎の予防
予防としては、やりすぎ禁止と無理なフォームで練習しないことです。
私が考えられる予防方法です。
- フォームを見直しする。
- 痛いなど違和感があったら練習をひかえる。変える。
- 長時間の同じ動作をしない。
- 練習時間を分散させる
フォームが悪かったり不自然な状態で練習すると、体に無理が生じ炎症を起こしやすくなります。
スムーズに楽に弾けるフォームを心がけましょう。
ギターは練習と共に上手くなるものなので、練習時間を減らすことは心ぐるしいです。
でもケガをしてしまったら本末転倒です。
少しでも違和感を感じたら練習を控えるようにしましょう。
練習を一度に長時間やらずに朝、昼、晩など分散させるのも良いと思います。
また、ギターの練習は山ほどあるので、同じことをやりすぎないで色々なテクニックを練習するようにして負荷を分散させましょう。
フィジカル的なものでない、スケールを覚えるとか、コードトーンと指板の音を覚えるなどの理論と絡めたトレーニングなど体に負荷がかからない方法はいくらでもありますね。
局所性ジストニアという病気・・・
局所性ジストニアとは
ジストニアについても、私には説明する権利がありませんのでこちらからどうぞ。
(前田整形外科さんのページです。)
私はこの病気を最近知りました。
弾けていたことが突然弾けなくなる。それも、練習すればするほど症状が悪化するようです。
とても恐ろしい病気なので、存在を知って皆さんにも気をつけてもらいたいと思います。
局所性ジストニアになってしまったミュージシャン
- 元[Alexandros]のドラマー 庄村聡泰さん。右足が上手く動かなくなった。
- HEY-SMITHのトロンボーン奏者 かなすさん。喉や唇が上手くコントロールできなくなった。
コブクロの小渕健太郎さん。高音で喉の筋肉が硬直してしまう。
- ギタリスト 田中義人さん。右手のピッキングがうまくできなくなった。
田中義人さんはスガシカオさんや葉加瀬太郎さんなどのサポートで有名なギタリストですね。
私世代だと、ケツメイシの「夏の思い出」のギターソロも有名です。
私の尊敬する有賀教平さんも夏の思い出のギターは名盤だと言ってました。
メジャーペンタとマイナーペンタを絶妙に行き来するソロはとてもかっこいいです。
ジストニアを克服する手術を乗り越えて、現在は復活しています。
ジストニアが原因で引退するミュージシャンも多いので、皆さんも病気の存在だけでも知っておきましょう。
まとめ ギタリストは怪我や病気にも注意
今回はギタリストに厄介なケガや病気のを知ってもらいたい記事でした。
腱鞘炎やジストニアなどミュージシャンでもかかる病を知り予防しましょう。
きちんとしたフォームでの無理のない練習で一生楽しめる趣味にしましょう。
健康第一でギターライフを楽しんでいきましょう!
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- ネックは弾き易さと薄さとを追求した極薄Super Wizard シェイプを採用。
- DiMarzioピックアップ。フロント:Air Norton、ミドル:True Velvet、リア:The Tone Zone