スーパーギタリスト、ヌーノ・ベッテンコート様 率いるエクストリームが、15年ぶりにアルバムを発売しました。
正直なところ、もうアルバムは出さないのかと思っていました。私にとってはサプライズプレゼントです。
2023年9月にはCD発売に合わせてJAPANツアーもあります。
私も参戦しますので、ニューアルバムを徹底的に聞き込みます準備します。
今回は、このダブルのうれしさを基に、ニューアルバム「SIX]の感想を記事にします。
ヌーノ・ベッテンコート様の大ファンの私が、ヌーノ様 愛を語っていきます。
エクストリームのファンの方、ヌーノ・ベッテンコート様のファンの方、ぜひ最後まで読んでヌーノ様愛を深めていきましょう。
私が最も尊敬するアーティスト。ヌーノ・ベッテンコート様について語らせて頂きました。
エクストリームのアルバム『シックス』を聴いてみた感想
いや。もうヤバいですね。15年ぶりの感動です。
先行で何曲かMVが公開されていたので、素晴らしさは感じてましたが、アルバムでまとめてこられたら失神です。
まず、ギタリスト的に新しいアルバムを聴く時に気になるのは、ギターソロの部分。
ギターソロが短かったり、あまり弾かなかったり、なんかがっかりすることありますよね。
SIXは心配無用!!
初期のころのように弾きまくりのソロが聴けます。
音作りやフレージングは初期と異なるもののヌーノ節は顕在です。
バラードの曲でもギターソロは全開です。
曲に絶妙にマッチしながらも、テクニカルなギターソロを弾いてくれています。
どうしたら、こんなに楽曲に合わせつつ、盛り上げるギターソロが思いつくのか。
ヌーノ様ならではの音使いやゴーストノート、チョーキング、ピッキングニュアンス。
ヌーノ様は天才であること再確認しました。
ギターキッズには最高に嬉しいい仕上がりです。(おっさんだけど)
メンバーはだいぶ年を重ねてきてますが、衰えは全く感じずにむしろ進化してますね。
ゲリーシャローンさんの歌声は相変わらず力ずよく、バラードはハスキーな味のある声で泣かせてくれます。
ヌーノ様のボーカルパートも多くあり、ファンであるわたし好みのアルバムです。
この↓アルバムの凄さは代表曲「RISE」が証明しています。
EXTREME SIX の収録曲 全曲感想
EXTREME ニューアルバムSIXを聴いた感想
あくまで私の聴いた感想なので、感じ方は人それぞれだと思います。ご配慮ください。
1曲目の「RISE」については、言わずとも知れたアルバムの代表曲ですね。
このアルバムの中では最もノリノリでライブで盛り上がる事間違いなしの曲です。
エクストリームらしい曲で、ギターソロはテクニカルで、ヌーノ様らしさを感じられる曲です。
ギターはドロップDなので、ちょっと重めです。
2曲目「#REBEL」は、ヘビィな曲ですね。ギターソロはヌーノ節(音づかい)だと思います。
こういうギターソロをさりげなく弾けるところが凄いなと感じます。
3曲目「BANSHEE」イントロは、80~90年代のハードロックを思い出させるような始まりです。
エクストリームらしいファンキーなノリとギターリフの曲です。
4曲目、「OTHER SIDE OF THE RAINBOW」美しいいコーラスワークの爽やかなミディアムバラードです。
心が晴れるような素晴らし楽曲です。 ゲリーさんの歌声が曲にマッチします。
ギターソロは全体構成やメロディーとテクニカルの融合がとても勉強になります。
5曲目の「SMALL TOWN BEAUTIFUL」はアコギとボーカルだけで始まる、切ないバラードです。
聴いているだけで、涙が出てきそうです。(英語苦手なので、歌詞の意味は分かってないです。)
ヌーノ様の歌声も存分に堪能することができます。
6曲目の「THE MASK」は、一風変わった曲調になります。往年のエクストリームファンがどう反応するか。
ちょっと気になります。(たぶん)ヌーノ様が太くだしている歌声も聴くことができます。
ギターソロは弾きまくりですね。
7曲目「THICKER THAN BLOOD 」は、6曲目と同様な新しい雰囲気を入れつつの曲だと思います。
打ち込み(?)の音を上手く使ったダークな雰囲気がいい感じです。
ギターソロはかなり面白いです。ゴーストにリズミカルな単音カッティングが入っていて、一瞬「オッ!」となりました。
個人的な意見ですがこのソロを聴いた時に、トム・モレロさんが脳裏に浮かびました。
トムモレロさんはヌーノ様のファンだと言っていたので、なんとなくそういう事かもししれません。
8曲目「SAVE ME」は、ヘビィなサウンドによる、ミディアムロックという感じです。
ギターソロはテクニカルに畳みかけるような速弾きです。
9曲目の「HURRICANE」アコギのアルペジオのイントロから始まり、ヌーノ様とゲリーさんが交互に歌いながら、美しいコーラスワークが聴けます。全編、アコギとボーカルだけです。
ギターソロもアコギで弾いています。「モア・ザン・ワーズ」的な位置づけでしょうか。
10曲目「X OUT」。摩訶不思議なサンドから始まるエモーショナルな曲です。
シンセサウンドを巧みに使った曲で今風(?)な曲です。
7弦ギターも使用しているようで、エクストリームの新たな可能性を感じる曲です。
ギターソロもエモーショナルに始まりますが、速弾きも顕在のソロです。
11曲目の「BEAUTIFUL GIRLS」は、レゲイ調な曲で私の知る限りエクストリームとしては初のテイストな気がします。 ヌーノ様のソロプロジェクトではこんな感じありました。
美しいメロディのコーラスワークが素晴らしいですね。
こういう曲調にも、ぴったりと合うギターソロを入れ込むところがヌーノ様の凄さだと思います。
浜辺で、おしゃれなカクテルでも飲みながら聞きたい曲です。
12曲目「HERE’S TO THE LOSERS」は、壮大なバラードです。
歌物では、このアルバムの中で一番好きな曲です。
アコギとボーカールでスタートしますが、どんどん楽器や合唱が追加されていき、壮大な1曲に仕上げています。
ゲリーさんの伸びやかな ボーカルがたまらなく素敵です。後半の転調してからは更にグッときます。
何度もリピートして、一緒に合唱しています。
7、10、11曲目がエクストリームとして新しい方向性を感じました。
まだまだ進化し続ける感じが、今後も楽しみにさせてくれます。
EXTREME SIX 収録曲
- RISE / ライズ
- #REBEL / #レベル
- BANSHEE / バンシー
- OTHER SIDE OF THE RAINBOW / アザー・サイド・オブ・ザ・レインボウ
- SMALL TOWN BEAUTIFUL / スモール・タウン・ビューティフル
- THE MASK / ザ・マスク
- THICKER THAN BLOOD / シッカー・ザン・ブラッド
- SAVE ME / セイヴ・ミー
- HURRICANE / ハリケイン
- X OUT / エックス・アウト
- BEAUTIFUL GIRLS / ビューティフル・ガールズ
- HERE’S TO THE LOSERS / ヒアズ・トゥ・ザ・ルーザーズ
- RISE (RADIO EDIT) / ライズ(ラジオ・エディット)(ボーナストラック)
好きな曲3曲を選らばと言われたら、「RISE」「OTHER SIDE OF THE RAINBOW 」「HERE’S TO THE LOSERS」を選びます。
ヤングギター7月号 ヌーノ・ベッテンコート 特集
アルバムの発売と同じタイミングで、ヤングギターも発売されています。
もちろんヤングギター7月号の表紙はヌーノ様です。
ギタリストなら「CDとヤンギのセット買い」ですね。
ヌーノ様のインタビューと機材紹介、アルバム収録曲の奏法解説と譜例が載っています。
何と「RISE」のギタースコアも掲載されています。
日本がが誇る速弾きギタリストJoe-G先生も、超難しいと言っているギターソロです。
Joe-G先生の解説動画はこちら↓です。
ヌーノ様本人も、ライブでは足をモニタースピーカーにかけて、ギターを上に固定して弾いているくらいの超絶ストレッチ&高速フレーズです。
ヤングギター見ながら練習中でですが、弾けるまでには300年くらいかかりそうです。
Nuno Bettencourt 機材紹介
メインギターはおなじみN4ですが、本家のN4は盗難にあいたくないので保管しているようです。
そこで、現在は「4N」という名の違うN4をモデル使用しています。
画像をクリックして、サンドハウスで詳細を確認↓
今回からの初の試みとして、7弦ギター「N7」も使用しています。
「X OUT」でのシンセとの兼ね合いで、7弦が必要だったとのことです。
新機軸のテレキャスタイプのシグネイチャーモデル「Nele」も使用しています。『Nuno+Tele=Nele』
「OTHER SIDE OF THE RAINBOW」 と「HERE’S TO THE LOSERS」と「BEAUTIFUL GIRLS」の3曲など、アコギメインの曲で使用しているようです。
OTHER SIDE OF THE RAINBOWの、ギターソロで確認できます。↓
アンプはマーシャルDSLも使用とのことです。
家庭でもしようできる、コンボアンプを紹介します。
機材については、ヤングギターで詳しく説明されていますのでどうぞ~!!
ヘッドに着けている翅の役割や、ボディのカラーテープの意味も分かります。
ときどきヌーノ様が言っていることが冗談なのか、本気なのかわからない場面があります。
凡人の私には、天才のジョークすら理解出来ておりません。
ヌーノ・ベッテンコート様と私の出会い。
私の部屋にずーっと飾ってあるヤンギのポスターです↓
出会いと書いていますが、会ったことはありません。
一方通行で、神とあがめいているだけです。
始めてのヌーノ様と出会ったのは、高校1年生(1998年)頃です。
当時の私は洋楽やHR/HMなどを、ほとんど知らないギターキッズでした。
スピッツやグレイ、ラルク、ブルーハーツ、、ジュディマリなどJ-POP中心にコピーしていました。
友達よりギターが上手くなりたいと考えていた私は、単純に難しい音楽をやればいいんだと考え、参考書代わりにヤングギターを購読しました。
この頃のヤンギギターでは、「the名盤」というCDを紹介するコーナーが連載されてて、そのCDを聴くことでハードロックを勉強していました。
2冊目に買ったヤングギターのthe名盤で、エクストリームのセカンドアルバムの「PORNOGRAFFITTI」が紹介されていて、レンタルして聴いてみました。(当時はお金がないので、CDはレンタルです。)
SEが長いなーと思いながら聞いていると、ピッキングハーモニクス始まるよくわからないノリのリフが始まりました。
歌が始まると、ボーカルとオブリガードギターの激しい絡み。
急に曲の雰囲気を一変させるギターソロ。聴いたことがないよくわからない音遣い。速すぎるギターのしめ。
ファンなら何の曲をいっているかわかりますよね。
当時は、ピッキングハーモニクスもタッピングも良く分かっていませんでしたが、どの曲も新鮮で聴き入っていました。
そして、賛否両論ありますが、外せないのが「モア・ザン・ワーズ」の存在です。
同じバンドなのかと思うくらいに雰囲気が変わるのでびっくりでしたが、POPSしか知らない私にはとても心地いい瞬間でした。
他の曲も全て驚きでしたが、一曲づつ当時の感想を語ると長くなるので省略します。
ということで、初めての出会いはセカンドアルバム「PORNOGRAFFITTI」でした。
その後すぐにファーストアルバムの「エクストリーム」も聴いた流れです。
ちなみに、私が高校生の時(1998~2000年頃)は速弾き戦国時代が終わりを向かえたタイミングで、スーパーギタリスと言われていた方もバンドを脱退したり、ソロプロジェクトで違う道に行くなど、ギタリスト的には色々考えさせられる時期でした。
ヌーノ様もNUNO名義の「スキゾフォニック」を発売し、その後モーニング・ウィドウズを結成するなど、エクストリームではない道を歩んでいます。
そんな中、私がヌーノ様を神とあがめるようになった事件は、モーニング・ウィドウズのアルバムを聞いた時です。
ギタープレーだけでなく、ボーカル、作曲、プロディース、サウンドメイク全てが大好きになしました。
ヌーノ様をギタリストではなく、音楽の神様と実感しました。
好きな曲を紹介するときりがないので1曲だけ紹介します。
MOURNING WIDOWS 『THE TEMP』です。
急に道が開けたようなサビのコーラスワークがカッコイイ名曲です。
ギターソロが鬼のように長くて難しいです。
当時ライブでコピーやったことあるのですが、全く上手くいかなかったことは言うまでもありません。
神様のマネをしてはいけません。
MOURNING WIDOWS 『THE TEMP』
とうことで、私はヌーノ様のギターのみならず、音楽全体が好きです。
ギターリフもソロもオブリも、曲もヌーノ様の歌も、全て大好きです。
私にとってヌーノ・ベッテンコート様は、音楽の神様です。
【2023年9月】エクストリーム 来日公演
ライブに行ってきました。ライブレポートはこちらから。
エクストリームのジャパンツアー2023をレポート|ライブの動画や感想
なんんと~。2023年 9月にエクストリームが来日します。
私は、9/22の東京公演に参戦予定です。奇跡的にチケットがとれました。
ライブまでに、「SIX」と過去の5枚のアルバムを聴き込んでいきます。
初めて神様をこの目で見ることができるので楽しみです。
ちょっと心配なのは、ヌーノ様の足のケガの具合ですね。
バスケで痛めて、手術が必要な状況のようでが忙しいので手術は見送っているとのことです。
そういえば若時にも、膝にごついサポーターをつけてライブやっている写真がありました。
古傷なんのでしょうか。心配です。
9月のライブではどの程度まで回復しているか。早期の回復をお祈りします。
超どうでもいい余談ですが・・・
私もバスケでケガして、膝の前十字靭帯を断裂したことがあります。手術して2週間入院して、1ヶ月は杖の生活でした。ヌーノ様との共通点を探したがる、気持ちの小さいファンのつぶやきでした。
エクストリームの過去の作品 5つのアルバム
ファーストアルバム エクストリーム (1989年)
ポルノグラフィティ (1990年)
スリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリー(1992年)
ウェイティング・フォー・ザ・パンチライン(1995年)
サウダージ・デ・ロック(2008年)
EXTREME JAPAN TOUR 2023
●仙台公演 2023年9月17日(日)
会場:SENDAI GIGS
●横浜公演 2023年9月19日(火)
会場:KT Zepp Yokohama
●東京公演 2023年9月21日(木)
会場:昭和女子大学 人見記念講堂
●東京公演(追加公演)2023年9月22日(金)
会場:昭和女子大学 人見記念講堂
●愛知公演 2023年9月25日(月)
会場: 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
●大阪公演 2023年9月26日(火)
会場:Zepp Namba
6/9現在、チケットはすでにSOLD OUTの公演が多いですが、愛知と大阪は少し残っているようです。
チケットの詳細は、チケットぴあ などでご確認ください。
まとめ エクストリーム シックス CDを買おう☆
問答無用で、 EXTREME SIX のCDを購入して聴きましょう。
聴けば、全てがわかります。
ギタリストならヤングギターとセット買いです。
結果、私のヌーノ様愛の記事になってしまいました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
ヌーノ様好きの皆さん、コメントやメッセージもお待ちしてます。