ギター・ピアノ音楽教育|楽器練習が嫌いな子供をやる気に導く方法

初心者



 

ギター歴26年のサラリーマンギタリスト、速弾きギターパパです。

本日は子供の楽器練習の話です。

ギターやピアノ、ドラム、管楽器など何でも当てはまると思います。

私は小5の息子にはギターを、小2の娘にはドラムをやらせています。

子供に音楽をさせている親の共通の悩みは、

  • 「練習嫌い」
  • 「毎日やらせるのが大変」
  • 「すぐに集中力がなくなる」

など・・・練習にまつわる事だと思います。

子供にピアノやギターを習わせているけど、「毎日練習させなければ」と焦ってはいないでしょうか?

私もその親の一人です。

毎日練習をするために色々失敗しました。

そんなんか試行錯誤した結果、少しだけ導く方法が分かってきました。

本記事ではそのアイディアを情報共有させて頂きます。

子供の教育なので正解はないですし、子供はどんどん成長し考え、環境が変化します。

一例として参考にしていただければと思います。

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音楽練習のスタートをスムーズにする方法。『自分で選ばせる』

練習させるのに一番大変なのは、練習をスタートさせることではないでしょうか!?

上手くスタートをきる方法を紹介します。

練習スタート時の話し方をかえてみましょう!

「今から練習を始めるよ!」 「練習をしなさい!」
「今日は何の練習をしようか?この中から3個選んで!」

NGとOKを比べてどうでしょう!?理由を説明しなくても何となくわかったかと思います。

『NG』のように練習押し付ける言い方や「やるか」「やらないか」を問うような言い方だと「やらない」と言われてしまいます。

『OK』の「この中から選んで!」にすると、その中からより「楽」なものを探す思考になります。

見えているものに「やらない」の選択肢がないので「やらない」は頭にはよぎりません。

そして、自分で選んだものは責任感が生まれますので、3個はやり遂げようという気持ちになります。

これは、ビジネスで営業スキルを磨く勉強をしたいた時に学んだ方法です。
応用して子供の練習に活用したところ上手くはまりました。

選択練習のルール作りと手順

まずは準備とルール作りです。

  • ホワイトボードや紙を準備
  • 練習の種類分けをして項目を作り、枠切りをしてください。
  • フレーズ名や曲名などを5個~7個程度書き出します。レベルに応じて。
  • 「新しいフレーズ(曲)」など、新しいことを覚えることも入れてください。
  • 巧みな話術を使い、各項目の中から今日練習するフレーズを3つ選ばせます。
  • 毎日1つだけは違うものを選ばせるようなルールにします。
  • 後はそれに従い練習するだけです。

私は2つの項目から、3個づつ選ばせるようにしています。

毎日、1つは違うものを選ばせるようにしますので、結果的には1週間以内には全てをやるようになります。

新しいフレーズも1週間に1個程度増えますので、選択肢が少しづつ増えていきます。

レベルアップしつつフレーズのバリエーションも広がります。

ただ、完成度が低いときは無理して新しいことをやらないようにしています。

項目①基礎練習| 主にフレーズの反復練習(例)

  • クロマチックの運指トレ
  • スケール練習
  • 速弾きの6連リック
  • レガートフレーズ
  • 薬指・小指強化のペダルフレーズ
  • 弦移動フレーズ
  • パパおまかせ新しいフレーズ

ギターフレーズ集!速弾きにも効果的な基礎練習のタブ譜10選!

項目②曲練習| 覚えた曲をドラムマシンや音源に合わせて弾く(例)

  • 空も飛べるはず
  • ストップザタイム
  • ダイヤモンドヘッド
  • マリーゴールド
  • 香水
  • 新曲

アラフォーギタリスト初心者向け!青春時代の簡単なおすすめ曲!

楽器練習の終了はどう決めるのか? やりがちな私の失敗例。

練習をスタートするまでは、上手く行けたと思います。

それでは終了はどうすればいいでしょうか?

終わりのかわからない練習だと子供の集中力が持たないですね。

『時間で設定する』『弾けるようになったら終わりにする』

色々な考え方がありますね。

私はどちらも失敗しました。それぞれのデメリットを見てみましょう。

ギターの音感トレーニング|練習をアレンジして相対音感を鍛える!

練習終了は時間で管理しない。

『時間で設定する』と、時計をチラチラ見ながら集中力が低下しているのが分かります。

途中でトイレ行ったり、だらだらしたりしていても終了します。

その分延長すると、「パパは約束守らない」とか、「嘘つき」とかはじまります。

これでは親子の信頼関係も損ないますね。

私はこんな感じで「時間で決める練習」は思いっきり失敗しました。

※練習が好きな子や集中して練習できるレベルまで成長した子は時間設定で問題ないと思います。

ロックギターに必要なおいしいとこだけ音楽理論|②コードの基礎

合格の基準をあたえない。完璧を求めすぎる。はNG!

『弾けるようになったら終わりにする』練習は、親の感覚しだいになってしまいます。

子供は弾けていると思っていても、親がダメと言ったらもう一度です。

終わりの判断があやふやで、子供にはエンマさまの裁判にしか思えません。

これでは練習嫌いに拍車がかかり、次の日からの練習に影響が出てしまいます。

熱心な親や音楽レベルの高い親が陥りがちなのは「完璧」です。
気持ちはわかりますが、ゆっくりと成長すると思いましょう。私もLi-sa-Xさんの子供のころの動画を見ると焦りますが、気にしないように心がけてます。

レッスン完了のルールづくり

 

まずはスタートする前に何となくの目安を伝えます。

子供が選んだ曲やフレーズを見て、「今日は集中して頑張れば30分で終わるね。」

もしそこでブーブー言って来たら、「もっと頑張れば20分かもね。」など少し心を緩めます。

これでまず、「頑張れば終わる」と最初のやる気づけができます。

「合格」の定義を毎回考えて伝えてあげる

上手くできたら合格として、次のフレーズに進むようにします。

この「上手く」の基準が大事です。

これは、練習のどの段階かやお子さんのレベルに応じての判断になります。

完璧に弾けるまでではなく、お子様にのその日の状況に合わせて毎回合格基準を考えてください。

毎日の練習ですので、少しずつ成長できるような基準にしてください。

目安としては『昨日の自分より上手くなる』ことになります。

この基準をきちんとお子さんに伝えてから練習をスタートしましょう。

そうするとフレーズの1つ一つを集中して合格できるように弾くようになります。

合格基準の考え方の一例を紹介します。

  • 指摘したところが改善された。
  • 昨日よりも上手になった。
  • ミスなく弾けた。
  • BPMが10上がった
  • しっかりと暗記できた。
  • リズムについていけるようになった。
  • 聞きていて安心感やノリが出た。

小さな目標を与える

発表会やライブが大きな目標とした場合に、先ほどの練習での合格の基準が小さな目標となります。

小さな目標を毎日こなすことで、成長感と達成感が生まれます。

成長感を味わうことが練習を好きになる事だと思います。

練習を通して、合格基準をクリアしてレべルアップしていくことを褒めてあげましょう!

時にお子さんの心が折れそうになっているときは、合格の基準を下方修正してあげたりもします。

常に届きそうで少し上の目標設定を考える。これが親の役目だと思います。

また、良くできたところと苦手なところをよく観察してあげてください。

お子さんに合わせて、選ぶ曲やフレーズとその合格基準を一生懸命考えてあげましょう

趣味のギターを長く続けるコツ~成長感と気づき~

たまに練習環境を変えてみる。

いつもの環境だと練習嫌いの子供はそこにいるだけで「音楽部屋=嫌だ」となります。

皆さんも嫌な場所に行くとなんかブルーになったりすることありますよね。(私の場合は会社w)

なのでたまに、気分転換に練習環境を変えてみましょう。

例えば、スタジオに行ったり、リビングで練習したりです。

親の自分も環境を変えることで心が穏やかになったりします。

たまには気分転換にいかがでしょうか。

また、最初に出てきた『子供に選ばせる』効果をここでも使うことができます。

「今日はリビングかパパの部屋のどっちで練習する?」

と聞くといいです。

やらないの選択肢はないのでスタートはきれました。

こう聞いた場合は息子はだいたい「リビング」と答えるのも予想がつきます。

自分自身が忙しいときも洗い物をしながら、無理なくギターを聞いたりなど効率よく練習を進めることもできます。

自分が忙しい時はたまに使う作戦です。

『子供に選ばせる』効果は色々な質問で使えます。年齢に応じて興味を弾き易い方法をみつけましょう。
・今日はどのギターを使う?
・練習が終わったら何食べる?
・コードとソロの練習どっちがいい?  などなど・・・

まとめ

子供を練習に導くためには、子供に選択させましょう!

選択肢を巧みにコントロールすることで、上達への道を外さないように手助けしてあげてください。

子供は日々成長していきます。

この方法がいずれ使えなくなるのもわかってます。

それまでには、自主的に練習するようなスタイルを身に着けてほしいです。

その為には、音楽の楽しさをもっと伝えたい、実感してもらいたいと思ってます。

何だかんだ言いましたけど、音楽を好きになることが一番ですね。

改めて、子供に学ばせてもらいました。

私自身が、このことを忘れないように・・・

子供と共に成長していきたいと思います。

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