今日はスウィープを初めてやるための手順です。
基本の3弦アルペジオスウィープピッキングの練習からスタートしましょう。
この練習で習得できること。
- ネオクラシカルでよく出てくる3弦スウィープができるようになる。
- 安定したピッキングが可能になる
- リズムの走り、もたりが修正できる。
- スウィープピッキングのフォームが身につく。
ちなみに私たちの若いころは、速弾きの最高峰テクと言われていました。
動画も用意してますので、本記事を最後まで読んでぜひ習得してください。
3弦スウィープの練習フレーズ【TAB譜】
プリングなどの表記は省いてますので、後ほど説明します。
よくあるAmのトライアドです。
練習1 右手のフォーム!ピックの角度が重要
スウィープアップ時のフォーム。並行アングルで上側少しに寝せる。
ピックはなるべく平行アングルでフラットにあててください。
昔は角度をつけると説明している教則本もありました。
角度をつけるとリズムコントロールが難しくなります。
音は倍音がでてエッジがが増すため好みが分かれます。
おそらくですが、イングウェイのサークルピッキングをまねると鋭角になるかもしれまません。
今回はサークルピッキングではないので、安定する平行アングルを習得してください。
アップピッキング時の角度は写真の通り上側に寝せます。
写真は大げさにやっますが、弦がピックに引っかからない程度の感覚でお願いします。
スウィープダウン時のフォーム。並行アングルで下側少しに寝せる。
ピックのアングルは平行で変わりません。
基本はアップと逆の動作になります。
ダウンピッキング時の角度は写真の通り下側に寝せます。
写真は大げさにやっますが、弦がピックに引っかからない程度で。
アップより意識しなくても自然にできていると思います。
レッスン2 左手のフォーム。ストレッチのままが大事。
ストレッチのキープについて
最初の運指で1弦12f(小指)から8f(人指)にプリングするため、ストレッチが必要になります。
つづいて2弦10f(中指)と3弦9(人指)となりますが、小指は1弦の12fの上(押さえない)に残しておきます。
常にストレッチをして状態をキープします。
指が人差し指側に集まりがちになるので注意して下さい。
それぞれの指が次に抑えるフレットの上で待機しているイメージです。
フォームの安定について
意外にも親指の位置が重要です。
フォームはクラシックフォームです。
指が開かない人はクマの手ストレッチを実施してください。
親指の添える位置を工夫して、ストレッチしやすいポジションを見つけてください。↓
6弦スイープなどでは押さえる弦が6弦側になるほど親指は1弦側に移動します。
左手の手首を突き出すようにして6弦側にもとどくように練習しましょう。
この親指の位置がスムーズに移動できることも、弦移動が多いスウィープアルペジオで重要な要素です。
レッスン3 実際に弾いてみましょう。左右のシンクロのコツ
ピッキング順序: V P V Π Π Π
ピッキングはアップスタートで2音目はプリングです。
後半3音は1音1音ピッキングしないで、1回の動作で3音弾きます。
テンポは50ぐらいからゆっくり練習しましょう。
実際に弾いてみると左右のシンクロが難しく音が上手く出ないともいます。
次のステップアップ練習で少しずつ体に覚えこませてください。
ステップアップ練習 1→2→3→4
- 右手はオルタネイトで弾いて音とリズムを覚えるみる。
- 左手だけのタッピングで練習する。(右手は休み)
- 右手だけで動きを覚える。(左手は全弦ミュート)
→指や手首でだけ動かすのではなく、肘が上下する感覚をつかんでください。
弦移動のコツについては、こちらのレッスン3、4で解説してます。 - 実際に弾いてみる。左手先行のイメージで右手を合わせていく。
リズムは左手にゆだねる感じ。
●左手のプリングが速くなりがちなので、オルタネイトで弾いた音のリズムと比べてください。
●後半はダウン3連発なので走らないように注意です。
効果的な練習と確認方法。
オルタネイトとスウィープを交互に弾く。
最初にオルタネイトピッキングで弾いてそのあとスウィープで弾きます。
オルタネイトはアップスタートで行ってください。
インサイドとアウトサイドピッキングがいりまじるのでピッキングも難しいです。
弦飛びオルタネイトの練習にもなるので一石二鳥ですねw
ピッキングはこちら↓を参考にしてください。
・ギター弦移動のコツ アウトサイド、インサイドピッキングを克服!
オルタネイトとスウィープが同じリズムでスムーズに聞こえるように心がけれください。
録画をして確認する。
スウィープのメリットはコード音をダイナミックに速く弾けることです。
デメリットとしては、リズムが乱れやすい、ノイズが出やすい、音の粒をそろえにくいことがあります。
録画をしてデメリットの部分を克服できているか確認しながら練習しましょう!
まとめ スウィープは1つ1つていねいに練習しましょう。
スウィープは速弾きの最終兵器的な豪快なテクニックですが、それだけデメリットもあります。
ポール・ギルバート先生も「リズムに難がある」いう理由で、スウィープを使用ません。
レーサーX時代の若いころは多用していて高速できめていたの・・・
超人とは同じ土台では考えていけませんが、それほど難しいテクニックと理解すればいいと思います。
難しいからこそ丁寧に練習して、なが~い目で習得していきましょう!
どうしてもうまくいかない人には定額でで通い放題の便利なサブスク型レッスンもあります。