エレキギターをピックだけで弾くなんでもったいないですね。
本記事ではエレキギターにおけるフィンガーピッキングの可能性を考えてみました。
フィンガーピッキングのスタイルと練習方法を解説します。
十人十色の弾き方があるギターですので、ピック以外での弾き方も練習しましょう。
もしかしたらピック弾きよりもフィンガーピッキングの方がしっくりくる方もいるかも入れません。
フィンガーピッキングとは
文字通り指で弾く奏法です。
クラシックギターでは、指弾きが基礎的なフォームとなります。
弦の弾く動きの違いで、「アルアレイ」「アポヤンド」など明確な名前がついています。
アコギだと3フィンガーを基礎として練習すると思います。
スラム奏法など手全体を使う弾き方もありますね。(私はできません。)
今回は、クラシックギターとアコギの話は置いときまして、エレキでのフィンガーピッキングの活用を紹介します。
エレキギターでのフィンガーピッキングの種類
ピックをもたずにやるパターン
親指、人差し指、中指を基本にして薬指を使う場合もあります。
小指まで自由に使いこなすギタリストもいます。
アルペジオを弾くのには便利な奏法というイメージですが、ジェフベックやリッチーコッツェンはリフや速弾きなどすべてを弾きます。
リッチーの映像を見ているとホント『自由』という表現がぴったりです。
マネするか、できるかは別としてギターを自由に弾いている感覚を味わってください。
ギターも歌もうまい。顔もカッコイイ。憧れます。
ピックを持ったまま引くパターン(ハイブリッドピッキング)
チキンピッキングやハイブリットピッキングと言います。
元々はカントリーでの技法ですが、ロックでも多く使われています。
弦移動の激しいフレーズを高速で弾くことができるので便利な技です。
速弾きギタリストも覚えておいて損はない技だと思います。
ピックは普通に持って、余っている中指や薬指で高音弦側をひっかけるように弾きます。
私はチキンピッキングといえばザックワイルドが思い浮かびます。
高速で力強く弾くスタイルなので、「どうなってるのっ」て感じでした。
ヤングギターのレッスン動画でみてやり方を知りましたが、ザックのワイルドさと速さはマネできません。
持っているピックを隠して弾くパターン
動画はMR.BIG「to be with you」ポールギルバート先生ののギターソロで、人差し指と中指との間にピックを挟んでます。
ピックを挟んだ状態で人差し指と中指を使用するのは難しいです。
有賀教平さんはピックを人差し指の内側で保持して、残りの指の親指、中指、薬指、小指の4本指で弾いています。
小指が使えるようになることがポイントです。
私は有賀さんの影響小指も使えるよでうになってきました。
ライトハンドタッピングの時のように中指でピックを保持するタイプの人もいます。
人によってはピックを隠した指でも弦を弾くようですが、これは拘束されてるので難しいです。
ピックを素早く持ち替えてまた元に戻す動作のスムーズさも必要になります。
ライトハンドタッピングを人差し指でやる人は、ピック隠しは慣れてると思います。
私は中指派なのでピックを隠して戻すのが下手です。
ピック隠しの練習はギターを持たなくてもできるので、仕事の合間とかに練習しましましましょう。
フィンガーピッキングのおすすめの練習方法
Extreme 「More Than Words」
なんとポール先生とコラボです。
アコギ曲の練習になりますが、私の尊敬するNUNO様の曲です。
右手を弦に乗せてパーカッシブに鳴らす動作を習得しましょう。
イントロとアウトロフレーズだけのコピーでも練習になります。
アウトロのアルペジオはきれいなメロディーですね。
JAZZのソロギター集
初心者用のJAZZソロギターの本がたくさん出てますので、本を1冊買って練習してみてください。
ベースラインとコードバッキングを弾きつつメロディを奏でるので忙しいです。
フィンガーピッキンでないとできないフレーズを学ぶことができます。
自分が弾きたい曲でいいのでなるべく簡単アレンジのものをお勧めします。
私はビートルズとかクラプトンとかを練習しました。
基本的にアコギで弾く譜面なのでエレキで弾くと少し楽です。
ネオソウル的なフレーズを練習する
有賀教平さんの『ネオ・ソウル・ギター・フレーズ・レシピ』これを買えば間違いないです。
動画付きなので細かい動きまで学ぶことができます。
私がこの記事を書いたのも有賀さんからの刺激です。
人差し指を封印して小指を使う有賀さんのスタイルに驚きました。
「色々なフィンガースタイルがあるんだなぁ」と感じたからです。
まとめ フィンガーピッキングは自由である。
フィンガーピッキングには色々なスタイルがあります。
自分が弾きたい曲やフレーズに合わせて自由にアレンジした弾き方でよいです。
まずは色々なギタリストのスタイルを勉強して、おいしいところを取り入れていきましょう。
ギターは自由で楽しい楽器ですね!