チューブスクリーマー ミニについて、ご紹介します。
ミニになって気になるところありますよね。
実際に購入してメイン機として使用している私が、TS MINIについてレビューします。
マーシャルの真空管アンプTSLにつないで、その効果を動画で紹介します。
ギターエフェクター Tube Screamer とは
まずは Tube Screamer についておさらい
チューブスクリーマーはIbanezのオーバードライブエフェクターです。
その名の通り、真空管アンプに使用することで、真空管を叫ばせることができるエフェクターです。
頭文字をとって「TS系オーバードライブ」と歪系のジャンル名とされるほど代表的なモデルです。
中音域を強調したマイルドなサウンドが特徴と言われています。(正直セッティングしだい)
ガンガン歪むエフェクターではないですが、音のキャラクターを引き立ててくれる優れものです。
クリーンブースターとして使用することも有名で、アンプとの組み合わせやセッティングしだいで様々な効果を得ることができます。
例えば・・・・
- クリーンサウンドの角をとりマイルドにする。
- アンプで歪ませておいて、さらにゲインを稼ぎつつ輪郭を強調。
- ピッキングニュアンスなど、細かいところをより反映してくれる。
代表的なモデルにTS808とTS9があります。
その他、真空管Nutube搭載のものや微妙に回路をいじったものなど、派生形の機種もたくさん出ています。
色々と調べると、TS沼にはまりそうなので、今回は代表的なTS808とTS9について紹介します。
TS系は使えば使うほど奥が深いです。オマージュ系を含め種類も色々あるので沼にはまらないように注意しましょう。
Ibanez 元祖チューブスクリーマー TS808
1978年に発売された銘機と言われている、元祖チューブスクリーマーです。
今でも復刻版を手にすることができます。
TS9と比べても中域にが強調されるあるまろやかなサウンドになります。
フットスイッチが踏みにくいのは、履物しだいでしょうか。
アイバニーズ チューブスクリーマー TS9
1982年発売されたのがTS9です。
私はTS808よりもTS9の方がなじみ深いです。
TS808と同じく中音域に特徴をつくりますが、粒感や粘り感が増した感じがします。
セッティングにもよりますが、ハードロック寄りの荒々しさを感じることができます。
私が若い頃は、マーシャルにTS9をぶち込めば、歪がカッコよくなる思い込んでいました。
TUBE SCREAMER MINI の特徴
TS MINIの仕様的な特徴です。
- 小さい( 51 x 93 x 56mm)のでペダルボードに組み込みやすい
- 値段が安い
- 電池駆動ができない
- アルミダイキャストボディ(アルミの鋳物の箱です。)
- トゥルーバイパス
- TONEとLEVELのつまみがどこを指しているか見づらい。
- フットスイッチの節度感が少し固め。(カチカチなる)
小さくて緑色ボディーのとってもかわいらしいエフェクターです。
トゥルーバイパス仕様で、フットスイッチを踏むとブツブツ言います。
常時かけっぱなしか、スイッチャーを使用するなどが望ましいですね。
TONEとLEVELのつまみが小さくて回しにくいですが、そんなにいじらないので問題なしです。
つまみが、どこを指しているのかも見づらいので、白マーカーでしるしをつけています。
【動画】マーシャルTSLとアイバニーズ Jカスタムで弾いてみた。
使用機材は マーシャルJCM2000 トリプルスーパーリード(TSL)、アイバニーズ RG Jカスタムです。
アンプ:クランチサウンド + TS MINI:DRIVE 0
アンプでクランチに歪ませて、そこのチューブスクリーマーミニをONにします。
DRIVE:0、LEVEL:MAX
歪にブースターとして使い真空管を叫ばせる方法です。
この使い方がしたくて購入しました。アンプの歪に一味加わりワイルドになります。
アンプ:クリーン + TS MINI:GAIN上げ気味
クリーンなアンプサウンドに対して、クランチサウンドをつくります。
TSLのチャンネルはクリーンです。
TS MINIを踏むと、中音域が強調され、まろやかになりながらも、コシのある粘り気サウンドになりますね。
DRIVEはある程度回すと変化は少なくなり、深く歪むことはありません。
ロック系のバッキングには、少しトーンを上げた方が気持ちいかなと感じました。
まとめ TS MINIでチューブスクリーマー入門しよう。
私が購入した理由は、「とにかくTS系が欲しい→安くて、コンパクト→TS MINI」でした。
TS系に興味がある方は、入門編としてMINIの購入はいかがでしょうか?