ギタリストのためのおいしいところだけ、なんちゃって音楽理論の第2回「コード」編です。
第1回で「キーとスケール」、「度数」の理解ができたので、コードにも触れていきましょう。
コードの成り立ちは規則性がありますので、これを知るだけで世界が変わります。
これが分かれば、コードのポジション(型)を暗記してなくても、自分でコードを作ることができます。
コードバッキングの音遣いをアレンジしたり1つ上のレベルで弾けるようになります。
今回はコードの成り立ちと、基準になるダイアトニックコードを説明します。
今回も五線譜は使いませんので、気軽にご覧ください。
3和音でのコードの基礎 コードは音の積み木です。
コードとは、音を積み重ねたものです。
積み方に規則性がありますのでそれを学びます。
まずは3和音の成り立ちを理解しましょう。
4和音は、「3和音+7度」ですので、3和音をしっかり理解してから進みます。
まずはメジャーコードとマイナーコードの音の積み方について学んでいきましょう。
キーはC(ド)で説明します。
C
スケールの音を3度間隔に並べたのがコードです。
メジャースケールの1度(ド)、M3度(ミ)、5度(ソ)の3音が構成音になります。
3度が「メジャー3度」(長3度)です。
ちなみに3和音を「トライアド」と言います。
Cm
マイナーも同じくスケールの音を3度間隔に並べますが、3度の音が半音低い「♭ミ」になります。
メジャースケールの1度(ド)、m3度(♭ミ)、5度(ソ)の3音が構成音になります。
3度が「マイナー3度」(短3度)です。
Cm(♭5)
これも大切なコードですが、使用頻度は少ないので、今のところ覚えなくていいです。
構成音は1度(ド)、m3度(♭ミ)、♭5度(♭ソ)です。
5度が半音下がり「減5度」になります。
3和音のメジャーとマイナーコードの違い
3度が半音下がるかどうかだけです。
この半音だけでコードの響きが全然変わります。
明るい感じ、暗い感じを3度が決めていると覚えておきましょう。
3度が「M」(長)か「m」(短)かがとっても大事です。
ギターのアドリブをおしゃれに|簡単にコードトライアドを弾くコツ!
7thを入れて4和音のコードにしてみる。
4和音は上記の3和音に7thをプラスするだけです。
同じく3度間隔で並べていきます。
7thは2種類ありますので規則性だけ学びましょう。
M7はルートから7番目でルートの半音下の音になります。
m7はルートから7番目でルートの1音下の音になります。
7thを入れると雰囲気が変わり響きがおしゃれになりますね。
4和音のダイアトニックコードを考える。
ダイアトニックコードとは
スケールの音だけを使ってを3度間隔に並べたのがダイアトニックコードです。
1度、3度、5度の3和音に7度のを重ねて4和音として覚えておくと良いです。
この7つのコードを使用すれば、シンプルな作曲は出来ちゃいます。
スケール内の音だけで構成されるので、音を外すことなくとてもスムーズに流れていきます。
Cメジャーキーの4和音のダイアトニックコード
Cメジャースケールの音を、基準音(ルート)を基に3度づつ並べます。
7音のスケールなので、7つの4和音コードを作ることができます。
①CM7、②Dm7、③Em7、④FM7、⑤G7、⑥Am7、⑦Bm7(♭5)
ディグリーネームで丸暗記しちゃいましょう。
- ⅠM7、Ⅱm7、Ⅲm7、ⅣM7、Ⅴ7、Ⅵm7、Ⅶm7(♭5)
これで覚えておけば、キーが変わってもすぐにコードを呼び出せます。
後々、作曲やアドリブなどにも大いに役に立ちます。
音のインターバルを図で確認
半音階では12音となりますが、その中の7つを「全、全、半、全、全、全、半」抜粋したのがメジャースケールです。
コードトーンの間に半音が何個入るかを確認して、m、Mかを見てみましょう。
赤:ルート 黄色:3度 緑:5度 水色:7度
慣れたらこんなこと考えなくてもわかるようになります。
音の感覚で決まる考え方だけ、何となく雰囲気をつかみましょう。
ルートを基準に半音何個分離れているかで、mやMなどをみつけます。
コードを分類わけしてみる。
メジャーコード(3度がメジャー)
- ⅠM7、ⅣM7、Ⅴ7
マイナースコード(3度がマイナー)
- Ⅱm7、Ⅲm7、Ⅵm7
ちょっと特殊なコード(3度と5度が下がる)
- Ⅶm7(♭5) ←今回は覚えなくていいです。
とりあえず使用頻度が高い、Ⅶ以外の6つを丸暗記してください。
まとめ
- コードは3度間隔に音を並べたもの。(3和音か4和音が主流)
- 3度の音がコードの雰囲気(mかMか)を決定づけるので、半音の違いがとっても大事。
- ディグリーネームで6つだけ丸暗記する。「ⅠM7、Ⅱm7、Ⅲm7、ⅣM7、Ⅴ7、Ⅵm7」
次回はそれぞれのコードの役割を見ていき、コード進行を学びます。
本記事が理解出来たら、「コード進行編」に進んでください。
⇒ロックギターに必要なおいしいとこだけ音楽理論|③コード進行
まずは無料体験レッスンだけでも上達に向けた様々なアドバイスと気づきがあります。
ギターの上達を真剣に考えるあなたは今すぐクリックして下さい。↓↓
まずは無料体験レッスンを試そう!シークミュージックスクール!!
超初心者向け。最短で曲が弾けるエレキギターを始めるための手順!