今回は私のギターレッスンで実際に教えていることを記事にしました。
「速弾きがしたいへど、なかなか上手くいかないです。」
「弦移動があると途端につまずいてしまう。」
「ストレッチフレーズが苦手」
こんなお悩み、ありませんか?
実は、私のオンラインレッスンでも、全く同じ壁にぶつかる生徒さんがたくさんいます。
でも、これって才能や練習量の問題じゃないのが大半です。
左手のフォームと弦移動のピッキング、この2つを整えるだけで、驚くほど変わります。
私は20年間、遠回りな練習をしてきました。
その失敗も含めて、今回は実際にレッスンで使っている3nps(スリー・ノート・パー・ストリング)のフレーズを4つのTAB譜にして細かく解説します。
速弾きがずっとできなかった40代~60代の生徒さんの悩みを解決してきた、練習フレーズと速弾きのコツです。
こんな方は、ぜひ最後まで読んでください。
- 3npsのストレッチで指が開かない、痛い
- 弦移動でピックが引っかかる
- オルタネイトピッキングが崩れる
- 仕事や家事で忙しくて、長時間練習できない
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3nps攻略の要!左手を「クラシックフォーム」にしよう
まず3npsについて、軽くおさらいです。
3nps(スリー・ノート・パー・ストリング)は、1本の弦につき3音ずつ弾いて、次の弦へ移るスケールの弾き方です。
各弦の音数が同じなので、指の動きが規則的になって、速弾きの土台にぴったりです。
ただ、1弦に3音だと5フレット分を3本の指で押さえるストレッチになります。
ここが最初の関門ですね。
指が届かないからフォームを改善
正直に言うと、私も以前は6弦のストレッチで指が届かずに苦労したことがあります。
原因は、左手のフォームです。
ネックを上から握り込むシェイクハンドのフォームだったので、6弦に届かず指が全然開かなかったんです。
そこで変えたのが、クラシックフォームです。
クラシックフォームとは
親指を、ネックの裏側(中央付近)に置くフォームです。
- 指が開きやすくなる:手のひらがネックから離れず、関節の可動域が広がります。ストレッチがぐっと楽になります。
- 手首の位置が安定する:1弦から6弦まで、手首の角度をあまり変えずに弦移動できます。
これに変えると、いいことが2つありました。
ちなみに、親指をネックの上から出すシェイクハンドフォームは、ペンタでブルースを弾く時やチョーキングには便利です。
速弾きで広いストレッチを繰り返すフレーズには不向きです。
【まずはここだけチェック】
- ギターを体に対して斜めに構える。左手が少し前に出るイメージ。
- 親指の腹を、ネック裏の中央〜下部に軽く当てる
- ネックを強く握らない(挟むのではなく「添える」感覚)
- 肩と腕の力を抜く
鏡で見なが、毎回フォームを確認するクセをつけましょう。

ストレッチで痛みが出たら、無理せず中断してくださいね。
痛いまま押さえ続けるのは、腱鞘炎の原因になります。
【TAB①&②】6弦→1弦の上昇パターンとアウトサイドピッキング克服法
それでは、左手のフォームが定まりましたら、弦を上昇(6弦→1弦)していくパターンから練習していきましょう。
Cメジャースケールの3npsです。1-3-4の指で押さえるストレッチが入る、8フレット付近の形にしました。
TAB①:Cメジャースケール3nps(上昇)

(上段記号/右手 D:ダウンピッキング、U:アップピッキング)
(下段記号/左手 ひ:人差し指、な:中指、く:薬指、こ:小指)
まずはゆっくり、フォームを確認しながら弾いてみてください。
引っかかる原因は「アウトサイド」と「インサイド」
ここで、私が「なるほど!」と思ったことを紹介します。
3npsは1弦につき3音(奇数)なので、オルタネイトピッキングで弾くと、弦移動のたびにアウトサイドとインサイドが交互に出てくるんです。
- アウトサイドピッキング:ダウン→アップで弦を移動するとき。ピックが2本の弦の外側を回り込みます。
- インサイドピッキング:アップ→ダウンで弦を移動するとき。ピックが2本の弦の間を通ります。
TAB①だと、6弦→5弦(D→U)がアウトサイド、5弦→4弦(U→D)がインサイドです。
つまり、どっちか一方が苦手だと、フレーズのどこかで必ず引っかかるんですよね。
私もこれに気づくまで、「なんで毎回同じところでつまずくんだろう?」と悩んでいました。
その対策として、苦手な動きだけを取り出して徹底的に鍛える練習をします。
TAB②:アウトサイドピッキング強化TAB

6弦から5弦に移動する2音だけを繰り返します。
2音弾いたら一度止まって、また2音で大丈夫です。
必ずD→Uのピッキングは意識してください。
アウトサイドのコツ
- ピックの順アングルを保つ:ピック先をほんの少し斜めにして、アップの時も同じアングルを保ちます。
- 手首のスナップ:腕が回転す動作の延長線のイメージで、手首から先をコンパクトに動かします。
- 上側にアーチを描く:弦を飛び越えなくてはならないので、ボディに対して離れていく動作も入れます。ピックはごくわずかなアーチを描く軌道になります。
【TAB③&④】1弦→6弦の下降パターンとインサイドピッキング克服法
続いて、下降(1弦→6弦)です。
やる事は同じように感じますが、下降の方が難しいと感じると思います。
左手の指を離すと押さえるの動作を同時に行うので、左手と右手のタイミングが合わせにくいです。
しっかり練習していきましょう。
TAB③:Cメジャースケール3nps(下降)
下降では、1弦→2弦(D→U)がインサイド、2弦→3弦(U→D)がアウトサイドです。

TAB④:インサイドピッキング強化TAB

やり方は、先ほどと同じです。
1弦から2弦に移動する2音だけを繰り返します。
2音弾いたら一度止まって、また2音を弾きます。
必ずD→Uのピッキングは意識してください。
インサイドのコツ
インサイドは、隣の弦にピックが引っかかりやすい動きです。
私も苦手で一番苦戦しました。
- ピック持つ力を抜く:力むほど、ピックが弦に食い込んで引っかかります。
- ピックの先端だけを浅く当てる:深く入れず、先っちょだけで弾くイメージです。
- 下側にアーチを描く:アウトサイドとは逆側に、弦とボディの間にアーチを描くイメージ。手首のスナップを使用して、ピック先がふりこの様な動きを意識します。
長いフレーズは細かく分割して苦手部分を手中的に練習する
今回の練習方法は、フレーズを分割して苦手部分を克服する方法です。
最初から全体を弾こうとせずに、まずはそのフレーズをアナライズしてください。
フレーズにD・Uの記号ふったり、運指の記号を書いたりします。
「ここがアウトサイドで弦移動だな」
「ここはインサイドなので難しそうだ」
「実際弾いてみたらいつも同じところでつまずく。」
それに気づいたら改善のチャンスです。
できるだけ細かい単位(2音や3音)で切りだしてそこだけを繰り返し練習します。
それぞれの単位はつなげる必要はなく、一旦止まってまた弾いて下さい。
ピッキングパターンと運指は必ず守るようにしてください。
そして、できるようになってきたら前後の音数を増やしたり、分割した単位を繋げたりして、フレーズ全体をスムーズに弾けるようにします。
この時点で速さへの追及は必要ありません。
確実に運指とピッキングができることを目的にしています。
私の失敗談:私が20年間速弾きができなかった理由
間違ったことを繰り返し練習して、間違ったことを体に染みこませてしまった。
これが、私が20年間速弾きができなかった理由です。
ただひたすら反復練習をしてテンポをあげれば、速弾きができると思い込んでいました。
- きちんと音が出ているか
- 粒は揃っているか
- テンポは一定か
など気にせず、ひたすら弾けていないフレーズを速く弾こうと繰り返し練習をしていたのです。
ですので、弾けていないフレーズが身についてしまいました。
いわゆる悪い癖です。
前述した細かい単位に分割して練習することで、弾けていない部分をなくすことができます。
私の失敗談から、ゆっくりでいいので正確に弾くことの大切さを感じて頂ければと思います。
ゆっくり練習が速弾きへの近道です。
まとめ:フォームを確認⇒苦手部分の分割練習
今回のポイントをまとめます。
- クラシックフォーム:親指をネック裏の中央付近に添えると、指が開いて手首も安定する
- 3npsは弦移動のたびにアウトサイド/インサイドが交互に出る:苦手な方をTAB②・④で集中的に鍛える
- フレーズを細かく分割する:苦手な部分を徹底的に練習する。
- 反復練習は危険:きちんと弾けていない状態での反復練習やスピードアップ練習を開始しない。
社会人は忙しいと思います。
それでも1日15分でいいので毎日ギターを弾く習慣をつけましょう。
もし
- この記事だけでは理解できない。
- 自分だけの練習では不安。
- 速弾きがしたい。
そんな方がいましたら、私のオンライン・コーチング・レッスンへお申し込みください。
初回無料ですので、記事に関するご質問だけでもOKです。
最近は50代、60代のお申し込みが多いです。お気軽にどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

実際のレッスン風景を↓にまとめています。
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