アドリブをするための入門書!!
その名も 『アドリブギター虎の巻』です。
楽器屋さんの本コーナーで一度は見たことあるかと思います。
偉大な藤岡 幹大 先生のムック本になります。
これを読めば、ジャンル別のアドリブができるようになります。
私はギター歴25年、ヤンギギター歴20年以上で教則本オタクですが、『アドリブギター虎の巻』シリーズはとても学ばせて頂きました。
このシリーズの素晴らしさとおすすめポイント、活用法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
どの本を買うか迷ってる方も必見です。
ズバリ!初心者へおすすめはこの1冊
迷ったら、ロック&ブルース編を購入してください。
アドリブとは何ぞやを学ぶには一番とっつきやすいと思います。
理由は・・・
- 理論より感覚!
- フレーズ構築がシンプル!
- 馴染みの音楽である!
- カッコイイ‼
- セッションでの使用頻度高い。
こちらも読んでアドリブに興味を持ってください。
★速弾きメタルギタリストがおしゃれネオソウルを弾く方法
★ギターでアドリブが弾きたい!ペンタから始める3ステップ!
『アドリブギター虎の巻』のすばらしさ!
- ジャンルごとに本が分けてあるので学びやすい。
- カラオケCDがついてるので、実際にアドリブが楽しめる。
- フレーズ例がたくさん紹介してあるので、引き出しが増える。
- 弾いているだけでも楽しいフレーズが満載。
- ジャンルごとによく使用するスケールとか理論を解説してくれている。
- ヤングギター読者向けなのでジャンル=難しさである。
- ジャムるための技術的なこと以外の知識も学ばせてくれる。
アドリブギター虎の巻の活用方法の説明
少し音楽理論をかじってる人
コードの役目やコードスケールは覚えたけど、いまいち使い方が・・・
そんな人には第1章の基礎編を確認するべきです。
ジャンルよく使う別スケール解説や抑えるポインのトを教えてくれます。
教科書を1~10まで覚えるのは大変ですが、知りたいポイントだけ教えてくれます。
とりあえずカッコイイフレーズを弾きたい人
第2章の役立つフレーズをひたすら練習しましょう。
フレーズを覚えただけアドリブの幅が広がるといっても過言ではありません。
アドリブとは言え、曲に合わせてフレーズを上手くつなぐかが基本です。
2章では初歩的なフレーズから激ムズなフレーズも出てきます。
藤岡先生らしいトリッキーなアーミングなどのフレーズも少し出てきます。
私も2章をコピーしてフレーズの引き出しを増やしました。
アドリブができるけど、セッション前に自信をつけたい人
アドリブはある程度できる。
練習したいけど、仲間がいない。時間がない。
そんな人はこの付属のカラオケCDで練習しましょう。
疑似バンド体験ができるので楽しいです。
現在はYouTubeなどでも、カラオケがたくさん転がってるので、カラオケCDの価値が薄まってきました。
当時10年ぐらい前はCDでのカラオケは貴重な音源でした。
(おっさん談義ですみません。)
といっても、この付属CDは藤岡先生のお手本も聞けるので、とても勉強になる音源です。
とてもマネできたものではないですけど・・・マネてみましましょう。
5冊の虎の巻のレビュー
私が持っている5冊についてレビューします。
星は5個がMAXです。
まずはざっくり全ジャンルに触れたい方
~ジャムセッション・入門編~ ★★★
その名の通りまずはアドリブをやってみたい人の入門編です。
個別に出ているロック&ブルース、HR/HMについて、初歩的なところを美味しいどこ取りしてます。
やりたいジャンルが定まっていない人もまずはこちらを買いましょう。
その中からはまったジャンルを追加で買うのもおすすめです。
逆に他の本を持っていれば必要ないかも・・・
HR/HMしかやらないぜー!という方はこれです。
~HR/HM編~ ★★★★
正直アドリブというよりもまず、速弾きや上級テクのフレーズ練習になります。
フレーズの引き出しを増やしたい人は良いかもしれません。
速弾きやスウィープなどがメインになります。
私はこの本のフレーズをかなり練習しました。
普通にギターの練習に最高です。
私の場合はアドリブというよりは、ギターソロの構築の勉強になりました。
まずはセッションしたい。アドリブしたい方。
~ロック&ブルース編~ ★★★★★
個人的にはこれが一番アドリブ入門と上達に貢献してくれたと思います。
やはりアドリブやるならブルースから(?)かなと思います。
最初はペンタを中心に弾くほうがフレーズも覚えやすいです。
定番の12小節ブルースを基礎に、ターンアランドやブルースペンタフレーズをわかりやすく解説してくれます。
ロックギタリストならこちらを最初に買うことをお勧めします。
~ジャズ/フュージョン編~ ★★★
アウトフレーズやコンディミなどjazz的アプローチの仕方を教えてくれます。
基礎編はチャーチ・モードスケールをわかりやすく解説してくれます。
こちらは当時の私には難しくて、アドリブには生かすことはできませんでした。
練習よりも理論を覚えるの知識の勉強が大変でした。
この記事を書きつつ読み返していたら、今ならいけそうな気がしてきました。
最近はコードやテンションを混ぜ込むアプローチやオルタードなどスケール理解も深まってますので、久しぶりに練習してみようと思います。
テクニカル・フィージョン編 ★★
ギターフレーズ自体のレベルが高くて弾くだけでお腹いっぱいです。
アドリブの練習よりフレーズの練習です。
音楽理論とひもづけながら、ギターのテクニックを磨くことができます。
スウィープやスピッキングフレーズも出てきます。
紹介しているスケールもあまり馴染みのないスケールが多いです。
私は途中で挫折しましたw
初心者には向きませんので★★しました。
まとめ 本の価値はその人気がものがたってます。
まずは『ロック&ブルース編』を買って、第2章のフレーズを覚えまくりましょう!
アドリブ初心者のうちはフレーズの引き出しの多さ=アドリブの幅です。
私が持っているのは5冊は初版ですが、その後、改訂版→保存版と大きな再販を2回もしています。
それだけロングセラーの素晴らしい本だということです。
著者はBABYMETALで小神様で有名な藤岡先生です。
ヤングギターで育った私には偉大な先生です。
(年は1つしか違わないですが・・・)
私も持ってないので買ってみようと思います。